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オレもクローンで、Aもクローン。
お互いに好意を抱いてたとしたって、生殖行為には何の生産性も無いのは分かってる。
故意に生み出された生物同士から交配しても、その受精率の底辺さは全く改善されてないって事も頭では分かってるんだ。
専門は機械工学でも、その辺の知識はもう今や一般常識みたいなモンだしね。
でも、さ？
分かっちゃいるけどや〜められな〜い、っつって？
「相葉っ、せん、せっ」
「ん〜〜〜〜〜？」
「もう、無理ですっ」
Aの手をグイグイ引きながら、巫女の谷の奥に造られた
オレ達しか知らない空間まで引っ張ってきて、Aをぎゅうぎゅうに抱きしめた。
あ。
『まーくん』にはおやつあげてきたよ？
巫女の谷で待っててね、っつって。
Aとふたりっきりになって。
近距離で見つめ合って、はじめて。
Aの目が、オレを大好き〜！って言ってることに気が付いた。
そっからは、もう、ほら。
しょうがないよね。
オレもお年頃だしね。
目の前にご馳走があるんだもん。
オレの、このクローンの体が暴走してるのか。
それとも、オレの、マスターの気持ちが暴走してるのか。
それは、もう、正直分かんない。
でも、どっちもどっち。
どっちも一緒だから。
「A〜？」
「なん、です、かっ」
「まだAの気持ち、オレ聞けてないんだけどな〜？いつになったら教えてくれるのかな〜？」
「！！」
「どうしよっかな〜？」
「な、なんです、か……」
「教えてくれるまで止めないぞ？なんつって？……まぁ、あながち冗談でもないんだけど〜」
なんだか、オレのカラダもココロも記憶も幸せいーっぱいっていう感じ。
いっこになるって、本当に幸せで。
オレ、きっと、ココから離れられなくなるんだろうな〜って、頭のどっか片隅のトコで考えて。
だから、あんなに薬くれたのかなって思って。
「ね〜、聞きたいな〜？」
「いじっ、わるいっ」
「え、知らなかったの？」
もしかしたら、アレは……
オレが持ってた、あの違和感は……
「……ね、A」
「はっ、やぁっ」
「一緒に、シアワセに、なろ？」
「〜〜〜〜〜！！」
「オレと一緒に、シアワセに、なろう？」
だって。
みんなの後押しがあるんだもん。
あとは、オレらが手を取り合えば良いだけじゃない？
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黒衣(プロフ) - pandakoさん» コメントありがとうです^^ こんな訳分からんお話を大好きだと言って頂けるなんて…！ありがとうです！書いてる私が迷子になってたのに(笑) そして勝手に私祭り(笑) なにしてもらえるんだろ〜？(笑) こちらこそいつもありがとうです！(*'ω'*) (2019年6月19日 2時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
pandako(プロフ) - どうしましょう。大好きなお話しが終わってしまいました(´；ω；`)寂しい気持ちを埋めるためには、"勝手に黒衣さん祭り"を開催しなければ！寝る間を惜しんで祭りに突入です(*≧ω≦)いつも素敵なお話しをありがとうございます。 (2019年6月18日 14時) (レス) id: 84ef7d4572 (このIDを非表示/違反報告)
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