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ぐるん！と振り返って。
二宮を睨み付けたら。
櫻井さんみたいに悪戯中の子供みたいな顔した二宮が、お？って顔してピタッと止まった。
「なに本人抜きにして話進めてんのよ！誰が何時あんたに可愛がられたいなんて言ったのよ！」
Ｎ「……は？」
「櫻井さんに可愛がられろ…って言ったクセに！！」
Ｎ「あれはっ！勢いで言っただけで…」
「知るか！そんなの！！」
Ｎ「実際可愛がられてんじゃねえか！」
ビシッ！と私と櫻井さんを指差して、頬をぱんぱんに膨らましてる二宮が可愛い…じゃなくて、久しぶりに見た顔してて。
Ｎ「本当に可愛がられる必要なんか無えだろ！バカな事してんじゃねえよアホ！！」
「うるさい！！関係無いでしょ！！」
Ｎ「あるわ！！アホか！！」
「自分だって黒木さんいるじゃん！！」
Ｎ「あんなお邪魔虫、知るか！！」
「は？……なに言って」
Ｎ「もうお前うるさい」
グイ…と腕を引かれて。
気が付けば、二宮の胸の中。
Ｎ「もうホントお前なんなの」
真横から聞こえた声に。
その方に顔を向ければ。
目の前に至近距離の二宮。
水分多めの薄茶色の瞳が。
ゆらゆら、揺れている。
Ｎ「グチグチ言ってないで、さ」
ふっ…と、息が頬を掠めて。
余りの距離の近さに体が固まる。
Ｎ「もう俺のモンになれ」
がぶっ…と。
頬に噛み付かれて。
「いった！？なっ……んんっ！」
Ｓ「……あらまぁ」
佐「え！？ちょっと！？二宮さん！！」
川「えっ！？わわっ！！」
がぶっ……と。
噛み付かれて。
喋れなくされた。
ガッツリ噛まれて。
はむ…っとされて。
ぺろ…と犬みたいに舐められて。
「〜〜〜っ！！」
Ｎ「……お前お持ち帰られ決定ね」
「………な、なっ！！」
Ｎ「そういう事なんで！！もう俺のだからな！！触るなよ！！特にそこの優男！！分かったか！！」
佐藤さんをビシッ！と指差して、威嚇してるわんこみたいに睨み付けて。
私の手をギュっと握って駅の方向に引いて行こうとする二宮を止めたのは、やっぱりあの人で。
Ｓ「……ニノ」
Ｎ「……なんすか」
Ｓ「お前、自分の鞄は？」
Ｎ「……っ！？」
その場にしゃがんだ二宮は、頭の上から湯気でも出しそうな位、耳が真っ赤だった。
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やっち(プロフ) - お互い好きだったんですか！？凄く甘々になって羨ましい〜 (2022年3月29日 22時) (
レス) @page50 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 随分前に読んでから好きで、最近ふと読みたくなってまた来ました。大好きです。 (2020年5月3日 10時) (レス) id: 2cd5a2ef25 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - ebi信号さん» コメントありがとうです^^ 電車で読まれてのですね(笑) 私もこの翔さんには可愛がられたいのでお気持ちお察しです(笑) 楽しんで頂けたようなので本当に嬉しいです。他作品へのコメもありがとうございます！^^ (2019年10月12日 0時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
ebi信号(プロフ) - はい、ダメー。電車で読んじゃダメなヤツー！じわる涙我慢してたのに『くそ可愛がって貰え』って言葉で本気でウッって声が出ちゃったよ。隣にいた大学生の不審な目！もぉーやだ。お家帰って、もっかい読みなおしますー。 (2019年9月7日 20時) (レス) id: 15817c11d2 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - 夏鈴さん» 楽しんで頂けたようで嬉しいです♪ …って１日で！？それは有難いやら恥ずかしいやら…(笑) 私の想像＆妄想の世界を楽しんで頂けてホッとしています。そしてある程度のエロも欲しいよねと握手を交わせそうです(笑) (2018年8月22日 3時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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