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智くんに初めて会ったのは、あの女が俺の家に我が物顔で出入りするようになって１ヵ月が過ぎた頃。
大量の荷物と共に引っ越してきやがったあの女と距離を取り、運送屋が忙しなく出入りする間をすり抜ける様にして、オレの前にいつの間にか立っていた。
「でけー家だね」
「……あの」
「あ、おれ、大野智」
「あぁ……あの人の」
「なんか、知らねえ間に前の家、引き払われちゃってさ……おれまだガキだし、行くトコねえし、しばらくお世話んなってもいい？」
「……はぁ」
へらっとした訳分かんねえヤツ。
それが智くんに感じた第一印象。
「ガキいんのかよ」だの「聞いてねえよ」だの心の中であの女を罵倒しつつも、目の前のこの人の対応をどうしようかと頭を悩ませながら。
どう見ても年下であろうこの人を、俺の独断と偏見で放り出すにはいささか人でなしだろうと良心の呵責に苛まれ……空いてる部屋はあるし、そこに案内すればいいかと思っていたところで。
「寝れるスペースあったらどこでもいいんで……あぁ、でも、昼間でも暗い場所とかある？」
「……え？」
その時の、大野智という人間を知らない俺には理解しがたい質問をされ、何に使うんだとか暗い場所が好きなのかとか考えてる間に俺の脳内コンピューターがフリーズしたのは言うまでもなく。
「そういう場所も貸してもらえっとありがてえんだけど……ある？」
「……一応、は」
「そっか」
「……確認、してみます？」
未だ回復しない脳内コンピューターが再起動しないまま、彼の言葉にそのまま従ってる俺の頭は、２階に使ってない納戸みたいな場所があったよな……その場所なら良いかな……とか検索をしながら彼に返事をしていた……ら。
「あんがと」
彼は、また、へらっと笑った。
その「へらっ」に。
俺はどうしてか、心に隙間を空けられてしまっていて。
「でけぇ」とか「ひろ〜」とか単語を呟きながら俺の後ろをついてくる彼に、如何とも表現し難い不思議な感覚と感情を与えられているのは間違いなくて。
納戸に案内すれば「ちょーどいい！」へらっと笑い、その隣の部屋が使っていない場所だから自分の部屋にすればいいと提案すれば「ひろすぎね？」へらっと笑い、向かい側が俺の部屋だけどと説明すれば「マジか」へらっと笑い。
「翔くん、すげーおとなだな」
困ったように、へらっと笑う。
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黒衣(プロフ) - のりさん» こんばんは。お疲れ様です(*'ω'*) めっちゃ色々叫んでくれてる(笑) 天使の弁護士友情出演な上に義兄からのでろ甘え…はぁ、妄想って素晴らしい♪ きっと想定外で頭ん中グルグルしてる間中、あの指で唇プルプル…傍から見れば帝王なのに拗ねてるとか御馳走です！ (2017年11月5日 17時) (
レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - こんにちは。お疲れ様です。色々と叫びたいことが！え！？あの有名弁護士が！？え？婆ちゃん？wwえ！？お義兄様！？私召されかけましたけど！？何より。想定外にオロオロした後に執事に拗ねる帝王…万歳(泣)ええ。時折みえるかわいい帝王大好物です(泣) (2017年11月4日 17時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - のりさん» こんばんは。お疲れ様です(*'ω'*) 帝王なのに何人か頭の上がらない人がいる模様、ぶふ。時折かわいいをぶち込みたくなるのはお許し下され(きっと好きなハズ) お義兄さんと幼馴染兄貴の壁が私も楽しみで仕方ないのですよ(こら) 困って眉毛下げてるのが見たい！(笑) (2017年10月31日 17時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
のり(プロフ) - こんにちは。お疲れ様です。ぶふ。執事な潤とのやりとりに蚊帳の外になってる帝王。可愛すぎる(泣)帝王なのに可愛いてなに！？ぶふ。お義兄様、もしやお気に召しましたか？デジャブな人もいますからね？きっとお気に召したに違いないww続き楽しみすぎです(*≧∀≦*) (2017年10月29日 11時) (レス) id: 18c83a81d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒衣(プロフ) - keiさん» keiさん、おはようございます(*'ω'*) にやにやしてもらえて嬉しい♪ やはりおやまはやまやましてなくては…横から抱きついてる様を想像するとそれだけで(こら) ニノちゃんにも可愛がられたい願望を溺愛という形にして解消するという(笑) ミラクルな彼にも期待(笑) (2017年10月28日 6時) (レス) id: 9cf8dc8670 (このIDを非表示/違反報告)
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