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◆4 ページ26

◆SIDE-O◆




このままココに居たら
オレどうなるんだろう……


ふわふわ浮いてるのも気持ちイイ


このままココに居ても
いいのかもしれないな……


羽ばたいてるのは少し疲れるけど








…オレは本当の世界で必要?


…チカラなんか要らないのに


…どんどんヒトじゃなくなる


…また繰り返すかもしれない








ふと足元を見ると、奥の方からどんどん蒼くなる。
そのもっと奥の方は、暗くて黒くて、最初に居た場所はもう見えない。


そのうちオレも。
あんな色になるんかな…。








≪「一緒にいたい」って想って…≫








はっとして顔を上げる。


光に消えたハズのキミ。


翼を羽ばたかせて。
オレに手を伸ばす。








≪お願い、智くん……
 「一緒にいたい」って想って…≫






キミに向かって手を伸ばし羽ばたく。




一緒にいたい。


どんなオレでも。


一緒にいてくれる?




キミの手を掴み、ぐっと抱き寄せる。


足元の黒も、オレの中の黒も、綺麗な蒼になっていく感じがする。


オレの腕の中で、困ったように体を固くするキミに、フフッと笑いが零れる。




抱きしめたまま、飛び立つ。
もう、振り返ることはない。
光の先に見える、あの青い空。
そこまで突き抜ける様に飛べば。




もう、きっと、大丈夫。




「ありがとう」と呟き、キミの耳元に口付ける。




光を抜けると全身にふわっとした感覚。








−−−−−−−−−−−−−−−−−−








目を開くと、本当の世界。




上体だけ起こすと、目の前には銀縁眼鏡の綺麗な顔が心配そうにしてた。
ふふっと笑うと、肩をポンッと叩かれる。




キミに目線を送ると、目を覚ましたトコみたいで、それそれみんな喜んでた。


飄々と綺麗に歌い続けてるけど、その声から嬉しさが伝わるし。
銀縁眼鏡の奥で「うぜぇ」って顔してるけど、腕組んでないし。
えぐえぐ泣いて……庭に凄い数の小鳥……うん、放っとこう…。


久々に再会した『片割れ』としばらく話した後、キミはオレに瞳を向けて。




≪おかえり≫って優しく微笑む。








なんか、ソレにキュンとかしちゃって。


なんか、ソレ悔しいとか思っちゃって。








左の首筋を指先でトントンッってして、
唇の前で人差し指を立てながら、








微笑んでみた。









from 「ブルーバード/いきものがかり」

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作者名:黒衣 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2016年2月18日 8時

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