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22. ページ22

your side



夏休みが近づいてきたと同時に沙耶がそわそわし始める。理由は



沙耶「あぁぁぁぁ!!!!当落だぁぁぁぁ!!!!」

『落ち着いて』

沙耶「いや無理無理無理無理無理。あの顔面が天才な檜山様に会えるか会えないかで今年の夏の私の生命の存続決まるからね!?」

『うん、癖が強い』

沙耶「これ本人聞いてたら干されるわ、乙女演じよ」

『遅いよ』

沙耶「ちょっと黙ろうか、A、火」

『ふぁいやー?』

沙耶「はいー忍Tube見てないのバレましたー」

『うわ、抜き打ち』

沙耶「檜山様がとりにく発言したあの神回見てないとか人生10割損だから」





さっきまで叫んでいたのにもう語り出してしまうこの展開の早さ。




今日は駅前のカフェで当落を見るらしい。




そこそこで私の生命の存続も関わってくるよ?







放課後、カフェの2人席に腰をかける。




沙耶「落ち着け自分…あの織山様のおまじないをかけたから…」

『当たっても叫ばないでよ?』

沙耶「保証はしない…いくよ?」

『う、うん』




手を震わせながら当落のフォームを押した。




沙耶「え、外れた」

『あらら』

沙耶「いやー何日も申し込んでるからまだあるんだわ」

『なぬっ!?』




そしてポンポンとフォームを飛ばしていく




沙耶「あだっでだぁぁぁぁ!!!!」

『おぉ!!よかったじゃん!おめでとう!』

沙耶「A!行くよ!」

『…うん、いこっか』

沙耶「これぞ最愛の友〜」



思いっきり抱きしめてきて椅子から落ちそうになった。



あとあと聞くと、もう1公演当たっていただとか…



見つかりませんように…



ブーッブーッ



沙耶「A、電話」

『あ、ごめんちょっと席外すね』

沙耶「うん、私もちょっと落ち着いてるわ」





店内を出て少し人通りのないところにいく。



『もしもし?』

光成「あ、出た」

『不審者みたいに言うなし』

光成「勘違い。てか手紙の人のとこ行ったの」

『…あ!!!忘れてた!!!い、今から行ってくる!』

光成「お前アホなの?なんかあったら連絡しろよ」

『…わ、わかった!ばいばい」



あーなんてことを…沙耶にも説明してダッシュで学校に戻り体育館倉庫に向かった。




するとそこに人影が。




『ごめんなさい!待たせちゃいましたよね…』

〈大丈夫だよ、来てくれてありがとう〉

『あの話って…』

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設定タグ:少年忍者 , 檜山光成 , 深田竜生   
作品ジャンル:恋愛
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紅茶(プロフ) - しょまさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです( ; ; )ありがとうございます! (2020年9月20日 18時) (レス) id: e1765af4ee (このIDを非表示/違反報告)
しょま(プロフ) - めっちゃきゅんきゅんします!更新待ってます\(^^)/\(^^)/ (2020年9月20日 16時) (レス) id: 65c24db2d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅茶 | 作成日時:2020年9月8日 21時

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