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02*/珈琲 ページ3
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珈琲をいれた先生が
私に手渡してベッドの端に腰掛ける
ほろ苦さが口の中に広がる
先生がいれた珈琲飲むの何回目だろ..
なんて考えて先生を見た
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ボサっとした髪
スっと通った鼻筋
男っぽい手
漆黒の瞳
形のいい唇
すべてが眩しかった
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「...先生」
「んー？」
視線を変えずに答える
「...好き」
すると先生はこちらを向く
そしてフッと笑う
「知ってる
てゆか、何回目だ」
また笑う
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何回でも言うよ
それで届くなら、
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「好きだよ、山田」
私が言うとまた笑った
「ガキなんだよ
大人になったら口説けよな」
そう言って珈琲を飲む
私も真似して珈琲を飲む
「飲んだら行けよな
告白できるんなら元気だ」
珈琲を飲み終えたのか
立ち上がり机の上にカップを置く
それと同時に響くコール
「はい、保健室です
え？あぁ、わかりました...」
職員室からの電話らしい
私は先生が電話をしている間に
ベッドからスルリと抜けて
開け放つ窓から外に出た
電話終わったあと驚くかな..
なんて思いながら校門を出た
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作者名：先生厨＠たいむ | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/t-k-0128
作成日時：2012年9月23日 0時
