キミと過ごした日々

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(福良side)



撮影組が出て行ってすぐAちゃんは部屋の隅に行って小さく丸まって座った


人見知り、してるのかなぁ…



Aちゃんのもとに行ってしゃがみ、目線を合わせた




福良「ジュース、飲む？」

「…」




そう聞くとフルフルと首を振るAちゃん




福良「そっか…」




スッと立ち上がってキッチンに向かった

ジュースをコップに2杯注いでAちゃんのもとに戻った





福良「Aちゃん」





再び目線を合わせてしゃがみ込んだ




福良「これ、間違えて2杯注いじゃったから、飲んでくれると助かるなぁ」




そう言ってコップを差し出すと小さな手を伸ばしてコップを両手で持った





「ぁ…がと…」

福良「ふふ…隣、座って良い？」

「…」




コクっと頷いたのを確認してAちゃんの隣に座った





福良「Aちゃん、パズル好きなの？」

「…(コクっ)」

福良「僕も好きなんだ、一緒にしない？」

「…(コクっ)」





須貝さんが買ったであろう子供用のパズルを開けて床に並べる




福良「これ、どこにくるかなぁ？」




そう聞くと”ここ"と指を差す




福良「あ、ほんとだ、ピッタリ」




そしてあっという間にパズルが完成した

まぁ、この間Aちゃんは一言も発してないんだけどね…




福良「すごいね、もう出来ちゃった」

「…ぃ…」

福良「ん？」

「も…かぃ…」

福良「もう一回？じゃあ、違うやつにしようか？」




違う種類のやつを開けて再び2人で組み合わせていく

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