居場所がなくても、[だ！]

19　あれから ページ21

時は流れあれから一年。

私は今、街の剣術教室にて講師をしている。

こんな平和な暮らしも少しはいいかもしれない。

そんなことを思いながら1人鍛錬をしているとしていると扉が勢いよく開かれる。


「ここの講師を我々の軍に引き入れることが決まった。」

「来い。」


我々軍、幹部のコネシマとゾム。

会いたくなかったな…

だが、ここまで来てしまった。

仕方のないことだから途中まで着いていってやろう。



『何でしょう？』


皮肉を込めた笑みを浮かべて彼ら問う。
そんな絶望的な顔をしないでくれよ。


「な、んで…」


ゾムが言う。
なんで？君らが私を必要としなくなったから、和水ちゃんだけを必要としたからだ。
生憎、君たちにはこの理由を伝えたくはないから黙っておく。


「まあ、ええわ。さっさとついて来い。」


コネシマが動揺もせずに言う。
やっぱり、君の心のないっていう噂は本当だったんだね。


＿＿＿＿＿＿＿
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軍の基地に着き総統室へと向かわさせられる。
コンコン、とノックをして軍兵に監視されながら総統室へと入る。


「！…おや、Aじゃないか。」

『どうも。総統閣下。』


さて、話とは何んでしょう？

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