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2.5 saidostory ページ3

トントンの妹、和水ちゃんが来て、あいつらはあの子に興味津々のようだ。
あれ、一人足りない。
扉の方を見ると食堂から出て行こうとする見慣れた背中を見つけ、僕は歩き出す。


「Aちゃん」


僕の声が届いたのか、彼女は笑顔で振り向く。
そんなの、君の笑顔やない。
無理して、笑ってるんちゃうか。


思えば俺は彼女に助けてもらってばっかりだった。
書類が終わらなさそうな時、手伝ってくれたりトントンの粛清から逃がしてくれたのも彼女だった。


昔、幹部が15人になった頃、俺は一番初めに彼女へ話しかけにいった。
幹部からはまだ少し警戒心を持たれてたり、
俺が女と遊んでるっていうのも知ってたはずなのに、嫌な顔をせずに一緒に話してくれた。


そんなことしてたおかげで、より幹部からは疑われたが。


変な噂が流れた時も、そんな噂が聞こえないふりをして大きな声で歌っていたこともあった。



そして、偶然か何かは知らないが、Aちゃんと俺は会ったことがある。
だからこそ、彼女が愛されてこなかったことも知っている。
君は愛されたがり屋だ。

君は愛されるためにはきっと何かするだろう。



俺は、俺らはそのままの君が好きだから。



頼むから変わらないでくれ、









そのままでいて。

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クロ - この主さんの考えがわかる気がする、、今後どうなっていくのか楽しみです。更新頑張ってください! (2020年5月30日 0時) (レス) id: 73b45698de (このIDを非表示/違反報告)
R_ - コメント失礼します…!! この作品大好きです…。 見てる僕まで胸が締め付けられるようでとても素敵だなと思いながら見てます…!! 更新、無理しない程度に頑張ってください…!! 応援しております…! (2020年5月29日 11時) (レス) id: 882f22aeaa (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - 夢主さんの感情表現がとてもリアルで引き込まれました…更新頑張って下さい! (2020年5月29日 8時) (レス) id: f89a326571 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ガム@オレンジ味 | 作成日時:2020年5月3日 13時

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