ヘリクリサム【森田美勇人】 (ページ30)

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スタジオを出ると目の前にタクシーが止まっていた

いつのまにかメンバーが乗るのではないタクシーを

呼んでいたらしい美勇人は

「森田です」と言って乗り込み

ある場所を伝える。

車は私たちを乗せて走り出した

美勇人「…ごめん、勝手に店決めちゃった」

「…全然、いいんだけど、いつのまに…？」

美勇人「いや、前そのゲームしてサシ決まった時に

なんか店ちょっと探したりしてたからさ」

まさかの発言に、また顔に熱が集まる

美勇人「いや、マジでただの俺の好きな店だから

Aはどうかわかんないんだけど」

ちゃっかり保険をかけてくる美勇人に

思わず笑うと、「笑うな」って小突かれた

そして着いた店はお洒落な落ち着いたところで

個室に通された

メニューを見ながら美勇人は

「どれが食べたい？」と聞いて

私の選んだものと自分のオススメを頼んでくれた

美勇人「マジで２人初めてすぎて緊張するわ」

「いやほんとに」

美勇人「え、Aはさ、俺以外のメンバーとは

結構サシ行ってんじゃん？」

「うん、行ってるね」

美勇人「最近はあれか、やすだっけ？」

「そうそう」

美勇人「やすってAと飯行ってる時さ

どんなんなの？」

「全部やってくれる笑」

美勇人「さすがだなアイツ笑笑」

さっき美勇人とメニュー選んでる時に思ったんだ

安井くんは食べれそうなものを適当に頼んでくれる

美勇人は私に聞きながら頼む

そこに２人の大きな違いを感じた