AFFECTION２［俺のスカート、どこ行った？] (ページ15)

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Aside

知らない気持ち悪い男に、毎日毎日抱かれる。

つらくて、逃げ出したくて、仕方ない。

でも、これが私の運命。

抱かれながら、ふと過去のことを思い出した。あの、地獄のような日々を。

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父にも母にも、私は愛情を注がれた記憶は一切ない。

まだハッキリと言葉を喋れないような時から、一緒に寝た記憶も、抱きしめられた記憶もない。

母は毎日のように私を無視して父と愛し合っていた。

父は毎日のように私の存在を鬱陶しそうに母と愛し合っていた。

もうそんな日々は慣れっこで、辛いという感情もなかった。

だけど。ある日。

母が父が仕事でいない間に、知らない男を家に連れてきた。

そして次の日も、その次の日も。知らない男を、父がいない時間に連れてきては愛し合っていた。

それがバレるのも時間の問題で。

それを知った父は激怒。母は開き直ってこの家を出て行った。

最後に母が言った言葉はハッキリと覚えている。私に向かって

「間違って生まれた子。さようなら。」

その言葉は私の心に深く深く突き刺さった。

母が出て行ったその日の夜だった。

父は、無表情でいきなり私の部屋に入ってくると、私をベッドに乱暴に投げて、跨ってきた。

「きゃっ、やめ、やめて！！」

父「静かにしろ。」

そして、無理やり、私を、抱いた。

それは、その日に限らず、その日からほぼ毎日のように。

父「ギャーギャー騒ぐんじゃねぇよ！！！！」

「たすけて、やめ…て、おねがい、おねがい…っ」

そして、ある日。

父は他に居場所を見つけたのか、パッタリと家に帰って来なくなった。

そこから自動的に、ほぼ一人暮らしの日々が始まった。

明智以外の周りの人には誰にも、一人暮らしってことを知られたくなくて、仕事で父も母もあまり帰ってこないってことにした。

明智がよく家に来る理由は、親に好かれているからだと説明した。

同じマンションの東条には、父も母も仕事で違うところにいて、私は友達と離れたくないから家に残っていると言った。

たまに帰って来るし連絡もとってるしお金も送られてるから心配ないのだと言って理解してもらっていた。

誰にも、変な同情は、助けてはくれないただの同情は、いらなかった。

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