AFFECTION２［俺のスカート、どこ行った？] (ページ18)

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Aside

東条「頼む来てくれよ！俺は明智が父親にそんなことされてたって…」

東条が私らを追いかけてきて、私と明智の腕を掴んだ。

父親というワードは絶対に言ってはいけないもの。

そのままイラッとして明智は胸ぐらを掴んだ。

明智「は？？父親？」

東条「知ってんだよ。お前、金返させられてんだろ？父親に。」

明智「誰から聞いたんだよ」

すごい剣幕で東条を睨んでそう言う明智。

東条「そんなことどうでもいいだろ？」

「…やめてよ、争いなんか見たくない」

明智「……」

東条「…お前、のぶおとの賭け終わったの？まだ終わってねえだろ？このままじゃ負けだぜ」

明智「くだらねえ。そんなくだらねえ賭けまだやってんの？」

東条「じゃあどうやったら来てくれるんだよ！」

そのとき、田中先生の携帯に原田先生からの着信があり、明智に代われということで明智に携帯が渡った。

すると、「おい！お前の親父は預かった！！以上！」

という大きな声が聞こえた。

明智「…」

「もういいよ、行ったらいいんでしょ、行こうよ明智」

明智「…マジ？」

「マジ。行こう」

明智「……チッ」

舌打ちをすると、田中先生たちと共に私たちは原田先生がいるところへと足を運んだ。

そこはボクシング場だった。

そしてボクシング場のステージからは明智の父親が出てきた。

そして原田先生は怒涛のように色々なことを話し始めた。

そして、提案として明智が学校をやめることと無理やり金返させられるを納得していない自分たちと、息子から金を奪いたい父親の問題を、賭けの問題で解決できないかと言った。

そこから戦いといってもボクシングで、買った方の言うことを聞くというルールを説明する。

原田「あんたが勝てば明智はやめて働く。明智が勝てば借金はなし。」

まさか原田先生がこんな手法を用いてくるとは、私と明智を含め、誰一人思いつかなかった。