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既にまばらになった教室を出て、奈津子が待つ校門へ向かう。
私に気がつき、笑顔になる奈津子。
「 お待たせ。」
奈「 全然！あ、でもおかげでショー君の帰宅する所見れたの。 」
”紫耀君”というフレーズにドキッとする。
「 奈津子、実は… 」
さっきの出来事を奈津子に話す。
奈「 えぇ！ 同じ学科！！ 最高じゃん！ あんなイケメンと同じ空間にいれるなんて…羨ましい限り…笑 」
「 うーん、そうなんだけど。 なんとなく近づいちゃいけないように感じるんだよね。笑 」
奈「 近づいちゃいけないこと無くない？だって、同級生な訳だし。 まあ、もし仲良くなったら私にも紹介してねっ♡ 」
そうだよね。 あの場に存在してたのは、アイドルとしての紫耀君じゃなくて、大学生としての紫耀君…。
「 いつか、話せたらいいな。 」
奈「 Aは欲が無いというか…控え目だねえ…。 」
電車に乗り、一週間前くらいに住み始めた自宅の最寄り駅で降りる。
一人暮らしだけれど、奈津子も同じアパートだからあんまり心配して無くて、どちらかというと楽しみの方が強い。
改札を抜けてすぐ、自宅方面へ向かって歩いていくと前の方に見覚えのある服装をした男の子がいた。
すぐ気づいた私は、ドキッとした気持ちを隠すかのように奈津子に喋りかける。
「 ねえ、奈津子。あれ紫… 」
紫耀君
と言いかけた瞬間、私達を勢い良く追い越して彼に近づいていく女の子達。
女の子「 すみませんっ、平野紫耀君ですよね？ 大ファンなんです…。 」
いきなり話しかけられて、少し驚いたような反応をする紫耀君。
声が小さくて、紫耀君の声は聞こえないけれど、とても優しい表情をしながら
”ありがとう”
と口元が動いていた。
咄嗟に私と奈津子は近くの壁に隠れながら様子を伺う。
よっぽど嬉しかったのか、泣き出してしまった女の子。
それを見た彼は優しく笑いながら、頭をポンポンして手を振り去って行った。
女の子達は去った今も尚、号泣しながら
「やばい」「どうしよう」なんて言葉を繰り返していた。
奈「 す、凄いね… 」
凄い、 そう思ったと同時に
私は彼と同級生。
という優越感を感じた。
まだ彼のことなんて何も知らないのに。
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りー(プロフ) - ととろさん» ありがとうございます(;_;)私も岸君には平野君から奪う勢いで頑張って貰いたいと思ってます！笑 亀更新ですがお付き合い下さい(^_^*) (2016年11月28日 2時) (
レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
ととろ(プロフ) - 一番好きな作品です！平野くんとくっついてほしいのですが岸くんももっと頑張れ！とゆう気持ちでみています笑これからも更新頑張ってください！ (2016年11月27日 20時) (レス) id: ceb33ecd27 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はるひさん» ありがとうございます！きゅんきゅん出来ましたか？まだまだ平野君との絡みシーンが少ない気がしてますので、今後期待して待っていて下さい(*^^*) (2016年11月23日 0時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - このお話面白いしきゅんきゅんしました！次の更新も楽しみにしてます(*´ч ` *) (2016年11月21日 15時) (レス) id: c2bed1d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - わさおさん» 初コメントありがとうございます！ 読者様の声が気になっていた所なのでとても嬉しいです。亀更新ですが今後ともお付き合い下さい(●´ω｀●) (2016年11月14日 1時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りー
| 作成日時：2016年10月24日 1時
