ギルティーラブ ◯hirano.sho

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あっという間に日が過ぎ、合コン当日になってしまった。

心の中で「嫌なら帰っていい」という柊真の言葉がリピートされる。





茜「 もう、みんな中にいるって！ 」


茜に手招きされ、普段なら来ないような路地に入っていく。


少し歩くと突如現れた地下への階段。
どうやらここが今日の会場らしい。





お店に入るなり、ウェイターさんが「お待ちしておりました。」と席に案内してくれる。

入っただけでわかるなんて、随分気がきくお店だと感心する。




こちらでございます。と、案内されたのは個室。


茜「 楽しみ！ 」

奈「 イケメンいるかなー？ 」


いよいよこの時が来てしまった…と私はワイワイしている2人とはよそに冷や汗をかいていた。



恐る恐る扉を開け中に入ると、揃っていた男性陣が一気にこちらを注目してきた。


？「 お！きたきた！ 茜久しぶり。」


茜「 ジンー！！！久しぶり。会いたかった！ 」



そういって軽く抱擁しあう2人。

ジン…？ どこかで聞いたような名前…。



？「 すぐ手出すのジンの悪いとこッスよね！」


？「 おい、何いきなり公開イチャコラしてんねん笑 」



紫耀の同じ関西弁に思いっきり反応する。
緊張のあまり顔を見ようとしていなかったが、よく見るとこのジンという人も関西人も奥の人も全員様子端麗だ。



？「 初めまして。俺は神宮寺勇太。 」

？「 俺は岸優太ッス。」

？「 …俺は永瀬廉。 」



永瀬廉？…どこかで、見たことあるような、ないような…。
いや、たまたま誰かに似てるだけだよね。



神「 茜、この子達俺たちのこと知らない子？ 」



茜「 ごめん、2人ともそういうのは、うといタイプで…まぁ、私もだったけど。笑 」



”そういうの”がかなり気になりつつも、自分達も一人一人自己紹介をする。



「 私は、Aって言います。 …えと…よろしく、お願いします。 」


岸「 ははっ。そんな緊張しなくていいっすよ？ 俺らただのアホっすから。 」



正直ジン君とやらはいかにもやり手感が強くて苦手なイメージなんだけど、この岸君は本当に落ち着かせてくれる。
絶対に話しやすい人なんだろうな。



廉「 え…A…？ 」


1番よく分からないのがこの永瀬廉。



廉「 どこ大学って言うてたっけ？ 」


「 ◯◯大学です。 」


廉 「 ……ふーん、なるほどね。 」




ほら。
何考えてるか分からない。

関西弁でイケメンでも紫耀とは偉い違いだな。








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