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家に帰り、誰も居ない部屋に向かって「ただいま」なんて言ってみる。
もちろん返事が返ってくるはずも無い。


それでも1ヶ月も経ってみれば、それなりに生活感も出て我が家に帰って来たという気持ちにさせてくれる。



簡単に夕飯を作り、小さなテーブルの前に腰掛ける。

テレビを付けると、芸能ニュースがやっていた。




食べながらしばらくボーッと見ていると
聞き慣れた名前がテレビに表示された。



『ジャニーズJr.の平野紫耀さんが、最年少座長を務めることが決まりました』




思わず音量を上げる。



過去の映像が流れて、初めて彼が歌って踊っている所を見た。



言葉を失うほど、輝いていた。






ニュースの時間はわずかだったけれど、
心に残った衝撃はとても強かった。





「 明日も、来てくれるかな 」







____







次の日






紫耀君の事を考えてたら結構時間が経っていたみたいで寝坊をしてしまった。



慌てて支度をして、ギリギリ間に合う電車に乗れた。





学校の最寄り駅で降り、時間を確認しようとポッケから携帯を出そうとしたが、あったはずの携帯が見当たらない。




ケースにsuicaも一緒に入れてる為、携帯が無いと降りれない。
降りれたとしてもキセル乗車と疑われて講義も間に合わないだろう。



イスに置いてきてしまったのかと思い、乗って居た電車に向かって走る。





遠くで閉まろうとしているドア。




待って、待って





「 待っ…!!!! 」




待って!


と声を出そうとした瞬間
誰かに腕を引っ張られた。









?「 探してるん、これ? 」









「 紫耀…君… 」







そこに居たのは、私の探していた携帯を持っている紫耀君だった。





「 ありがとう、ございます… 」



携帯が見つかった安堵に加え、目の前に紫耀君がいることで気持ちの整理がつかず、頭が真っ白になってやっと出た言葉がそれだけだった。






紫「 Aちゃん、やんな? 」


「 私の名前… 」


紫「 柊真と仲いいでしょ? 柊真から聞いた。 」



紫耀君が私の名前を呼んでくれていることが信じられなくて呆然と立ち尽くす。




紫「 あれ、違った…? 」



「 いや!違く、ないです。 」




紫「 はよ行かんと、俺ら2人とも遅れる。」





再び私の腕を掴み、走り始めた。









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りー(プロフ) - ととろさん» ありがとうございます(;_;)私も岸君には平野君から奪う勢いで頑張って貰いたいと思ってます!笑 亀更新ですがお付き合い下さい(^_^*) (2016年11月28日 2時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
ととろ(プロフ) - 一番好きな作品です!平野くんとくっついてほしいのですが岸くんももっと頑張れ!とゆう気持ちでみています笑これからも更新頑張ってください! (2016年11月27日 20時) (レス) id: ceb33ecd27 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - はるひさん» ありがとうございます!きゅんきゅん出来ましたか?まだまだ平野君との絡みシーンが少ない気がしてますので、今後期待して待っていて下さい(*^^*) (2016年11月23日 0時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)
はるひ - このお話面白いしきゅんきゅんしました!次の更新も楽しみにしてます(*´ч ` *) (2016年11月21日 15時) (レス) id: c2bed1d8a8 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - わさおさん» 初コメントありがとうございます! 読者様の声が気になっていた所なのでとても嬉しいです。亀更新ですが今後ともお付き合い下さい(●´ω`●) (2016年11月14日 1時) (レス) id: ddd52e45f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りー | 作成日時:2016年10月24日 1時

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