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○ ページ14
丸「うん。」
章「もう話してもええやろ。愛ちゃんはずっとずっと一途に忘れられへん人がおったんやて。
まさかそれがお前やとは思ってなかったけど。
ほんでな？その人は、太陽みたいに明るくて元気をくれるて。
だからつい雑貨やら小物はオレンジを選んでしまうんやて。オレンジやったらイメージしやすいんやて。」
丸「、、、。」
章「丸。もうほんまに勝負時やろ？タヌキといい、オレンジといい。いつまで待たすねん。」
丸「うん。」
章「大倉も、もうほんまにどうもない。分かるやろ？」
丸「うん。」
章「ん。別に焦ったかてしゃあないけど、いつまでもウジウジしてたら、」
丸「ごめん！もう、もう大丈夫。」
章「うん。まぁ、この先もお前らとはちゃんと友達や。そんなんは何も変わらへんし、」
丸「うん。俺まだどっかで自信無かったけど、もう、」
章「おん。」
丸「ヤス。ありがとう。」
倉「お〜い！腹減った〜！行くぞ？」
章「おう！丸！」
丸「あ、うん！愛？ほら！離したらあかんやん！」
ギュッ
『あ、え？うん。ありがとう。』 ギュッ
もう大丈夫。ヤスに俺とは言わんでもそんな話してくれてたん？
あかん。めっちゃ嬉しい。
今日の夜こそほんまに。
もうちょっとだけ待っててな？
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作者名：和花 | 作成日時：2022年5月19日 0時
