安倉丸 (ページ28)

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ユ「あれ？丸ちゃんまだ仕事？」

『ん～。どうなんやろ？何か買いに行くんかな？まぁ、戻ってきてからでも喋れるし。

今の内に大倉君出てきてほしいな？

あっちは何か積極的やけど、もう1人残ってる方はそうでも無いんじゃない？』

ミーハー女の1人は、丸ちゃん見つけた途端にすぐ追いかけて行ったけど、もう1人はチラッと見ただけで動かへん。

誰でもいいわけでは無いんか？って思って
たら、

ユ「あ、大倉君。」

透明なガラス張りのドアの向こうに大倉君の姿は見えるけど、中で警備員さんと喋っててなかなか外に出てこうへん。

残ってるミーハー女もじっと大倉君見てるし。

うわ。最悪の展開や。

ユ「私、後から行く。先ミーハー行ってもらう。丸ちゃん戻ってきたら、遠慮せんと行ってな？」

『あ、うん。大丈夫。』

私はもう、今日は諦めよ。

ミワちゃんおったら、威嚇では無いけど雰囲気からミーハーもすぐ離れるけど、大倉君優しいからミーハーにもめっちゃ喋ってあげて、さらにユリちゃんの機嫌が悪くなる。

そんな時に私だけ丸ちゃんと喋ってたら、もっと恐ろしい事になる。