ぼくらのきずな【気象系】 (ページ29)

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キミを愛し、守り続ける７ページ29

和也side

やっと…

やっと会えたのに…

２人は俺のこと、覚えてないんだね…

俺は２人のことを忘れたことなんてない

忘れられたことが悲しくて…

守れなかったことが悔しくて…

気づけば涙が溢れ出てきた

『…うっく、…っ、…んくっ…』

俺のじゃない声にふと顔を上げる

潤くんが泣いていた

…やっぱり何も変わってないよ

無駄に優しすぎる所も、
感情移入しやすい所も全部

＿＿＿人の心に敏感なのも…

和「っ、潤くん…、まーくん…」

『…んっ、…んくっ』

『…っ』

無性に抱きしめたくなった

あの頃と同じようになりたかった

あの頃に、戻りたかった…

俺の “罪” を、許してほしかった

『…っ、…和也、くん…』

和「和って呼んでよ、潤くん」

『か、和くん…』

和「ふふっ、ありがと…っ」

潤くんを抱きしめる俺と
それを複雑な表情で見つめるまーくん

ふふふ…

やっぱおもしろいね、まーくんは

和「まーくんもおいでよ～」

『おれは…、別に…』

和「あ、嫉妬しちゃった～？」

『ち、違うし！』

和「じゃあ、おいでよ」

『…～っ…』

恥ずかしいのか、
顔を赤らめながらハグをしたまーくん

視界の片隅で、
何故か翔さんと智が抱きついていた…笑