ぼくらのきずな【気象系】 (ページ22)

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キミを愛し、守り続ける０ページ22

-prologue-

この世界には
３つの種族が存在する

人間

獣人

妖怪

人間は中でも多く存在し

獣人は妖怪に比べ少ない

それぞれがそれぞれの生き方をしており

みな、懸命に生きている

とある街は
ある人物のおかげで平和が続いていた

そんな平和が続く中、
ある人の死でそれは消える

その人物の影に怯えていた妖怪

その妖怪たちが平和を乱してゆく

獣人にとってはいい迷惑だ

そんな中、
３人の人間が妖怪に立ち向かう

２人の陰陽師と１人の結界師

妖怪が怯えていた人物の弟子たちである

襲われる獣人を助け
再び安心できる場所を作る

それが彼らの任務である

ある人に助けられた獣人と
彼らが出会うとき

運命の歯車が動きだす

果たして彼らは
平和な街を取り戻すことができるのか

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

…はぁ、はぁ、はぁ

『ヒッヒッヒッ、ニゲテモムダダヨ』

「速く！速く走って！」

「っ…、けほっ、待って…！」

逃げなくちゃ

速くしないと追いつかれちゃう！

僕たちは今、
妖怪から逃げています

どんなに必死に走っても
妖怪からは全然逃げられません

“あの人が亡くなった”

という噂が広まってから、
妖怪たちは暴れるようになりました

『オイツイチャウヨ、オイツイチャウヨ！』

「…あ、わっ！」

「＿＿＿＿！」

仲間が転んでしまいました

僕は守ります

“あの人” との約束だから

男としてのプライドだから

『タベチャウヨー！！』

「…っ！」

でもやっぱり怖い！

誰でもいいです

＿＿＿＿助けてください！

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