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銀の弾丸３ ページ15
翔side
その日の夜
最近、頻繁に
見かけたという場所へ
翔「…ここか」
和「最近は誰それ構わず、目についた相手を殺しているようです」
翔「ここ２週間で５件…」
和「酷いもんですね…」
俺と和は話しているが、
智くんと雅紀は喋らない
『こちら、Ｂ班！教会近くの住宅地の屋根に
翔「了解。こちら storm 、行動を開始します」
他のみんなに目配せをして互いに頷き合う
なるべく気配を消して教会に近づく
ほどよい距離感で近づくのを
やめて、屋根に飛び乗る
「……」
風に少し長めの銀髪をなびかせ、マントを揺らす
辺りを見渡し、誰かを探しているようだ
わざと目立つような場所にいる
気がするのは、俺の気のせいか？
「……」
月明かりに照らされた銀髪がキラリと煌めいた
その色は、本来なら
誰もが魅了するような美しさ
ふわり、という表現が
一番適しているというべきか
屋根から飛び降り、夜道を
歩いていた一人の男性の前へ
「うわっ！な、なんだよ！」
「……」
智「…っ、まずい！」
この状況で
一番に動いたのは智くんだった
動き出した智くんに続き
俺も動き出したとき＿＿＿
＿＿＿ジジッ＿＿＿
耳障りな音が
全員の頭に響いた＿＿＿
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作者名：雅宗 潤美 | 作成日時：2017年10月4日 19時
