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「出来るだけ、少人数で集まって行動しようぜ!」
コウダイが全員移動したことを確かめ、皆に叫ぶように言う。皆はそれを訊き、小数人でチームを作った。
その際、コウダイとタイキ、カイトは同じ班となった。
「コ、ダイ……俺、怖いよ」
タイキが少し涙を流しながらコウダイにしがみ付く。それをコウダイはゆっくりと傷付けないように離してタイキとカイトを見る。
「お前らはサッカーやってるから持久力あるだろ。もしも鬼に見つかってはぐれた時、集合場所は家庭科室にしような。――まず、何か武器を用意しようぜ」
コウダイが家庭科室を選んだ理由は刃物などの武器が沢山あるからだ。見た感じ、鬼はコウダイの弟と同い年位で、殺し方的に超パワーを持っているわけでもなさそうだ。だから、人数さえいれば勝てるかもしれない。
そう考え、コウダイたちは家庭科室に向かった。
_________________________☆
「まさかまたここに来るとはな……」
カイトが震える声で家庭科室を見る。家庭科室は鍵で固く閉ざされていたが、コウダイが鍵を職員室から拝借し、開ける。
其処にはごく一般的な家庭科室が広がっている。コウダイはその家庭科室にズカズカと入り、とあるドアに手を伸ばす。
「コウダイ……それ、何……」
カイトがコウダイに今にも泣きそうな声で聞く、コウダイは何も言わず無言で鍵を開けた。
「……ッ!」
其処には、刃物がずらりと並んでいた。包丁から、ナイフ。それに奥の方には明らかに使わないような鋭く光る刀がひっそりと置かれていた。
「やっぱりな……」
「な、なにがやっぱりなんだ……?」
タイキが恐る恐る聞くと、コウダイが溜息交じりに呟いた。
「この学校はな、俺の父さんの出身校で歴史が物凄くあるんだ。その時に結構人が居なくなる事件が起きてな。挙句の果てに人の死体が地下から見つかった事が有るんだ」
「コウダイ……それ、マジで言ってんの……」
「ああ、本当だ。地下室は今あるか知らんがな……」
そう言って、コウダイはカイトたちに「離れてろ」と言って重い椅子を刃物を収納されていたガラス
に投げつける。
ガラスはパリンと音を立て、コウダイの頬をかすめ、飛び散る。
「お前ら、これ持ってくぞ」
「……うん」
二人は頷くと、カイトは果物ナイフ、タイキは出刃包丁を、コウダイは部屋の奥にあった刀を掴み、ドアの鍵を閉めたのち、その鍵を床に落とした。
「開けとくとバレるからな……アリス近くが見つけるだろ。彼奴は相当頭が切れるからな」
コウダイはそう言うと、刀をじっと見つめた。
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霜月白雨＠我々ハマったw(プロフ) - 谷崎小夜さん» コメント(´▽｀)ｱﾘｶﾞﾄ! あぁ、直さんとな……このままチャット続くんだったらしらたま掲示板いかへん? (2017年10月19日 19時) (
レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
谷崎小夜 - よくよく見ると、ダイキ→タイキになってるぞ。 更新ありがと！今回も良かったっす(´・ω・｀) (2017年10月19日 19時) (レス) id: 0c4ef10cf1 (このIDを非表示/違反報告)
霜月白雨＠我々ハマったw(プロフ) - 谷崎小夜さん» 君はあの……! 有り難う!! きみきゃわうぃーね☆ (2017年10月18日 7時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
谷崎小夜 - すごくいい！臨場感が伝わってきたよ。面白い！ (2017年10月17日 23時) (レス) id: 0c4ef10cf1 (このIDを非表示/違反報告)
霜月白雨＠地味に傷ついたw(プロフ) - 桃色レイカンさん» コメントありがとうございます! そう言って貰えると嬉しいです!! CSSですね! はい! 更新頑張ります!! コメントありがとうございました!! (2017年10月7日 14時) (レス) id: c62dc48e07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜月白雨 | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月6日 19時
