二番の境界 其の六 ページ10
in主
光「そうか…」
源くんの顔が暗い。
きっとその大切な友達が消えちゃったときの事が頭から離れないんだろう
同時に何もしてやれなかった自分がたまらなく情けなくて悔いているんだろう
ヤ「だから、もしアンタがその子に何か言葉をかけたなら、通じなくても届いていたんじゃない？
だって、例えどんなに歪んでも、姿形が変わっていても、その子はその子なんだから」
そんな源くんなんて関係なくヤコちゃんは言葉を紡ぐ。
気遣いなんてない、あり得るかもしれない可能性を
光「……」
それはきっと源くんを少しでも救ったに違いないと、私は思う。
・
ヤ「おしゃべりは良いわね？
着いたわ…この先が三番の境界よ」
目の前には門というか扉というか…
RPGとかで見かけるようなゲートのようなものがあった。
中の様子は見れない。
光「鏡…なのか？
なんつーか、まがまがしくね？」
主「うんうん」
源くんの素直な感想に同意する。
ちょっと怖い
花子さんはツンツンと指を入れては出して遊んでいる。
ヤ「言っとくけど、私はここまでだから、帰りは自分で何とかするのよ
じゃ、行くわよ、A」
主「あ、はーい
二人とも頑張ってね」
花「うん、じゃーね」
光「はい、ありがとうございます！
キツネも…ギャーッ！！」
急に狐姿になったヤコちゃんが源くんの頭にかじりついた。
ヤ「キツネって呼ぶな！！」
そのまま綺麗に私の腕の中に納まる。
ヤ「あたしの事はヤコ姐さんとお呼びなさい！」
光「ね…姐さん」
かしこまって呼び直す源くん
花「それでいいの？」
花子さんの素直な反応に少し吹き出しそうになった。
・
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minimum(プロフ) - ここで終わるの、気になりすぎます。とっても面白かったです！こんな夢中になるような作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。続き、期待してても良いですか！？ (4月4日 20時) (
レス) @page33 id: 2677f851e2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - あばば…終わってしまった……しかも2年前だと？！？このコメが届いたら嬉しいのですがね…応援しております。まじで最高です🥹🥹🥹 (4月1日 23時) (レス) @page33 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 夢小説だと思えないくらいの濃い話をありがとうございます！！輝くんと夢主さんが幸せになれますように！！ (2月26日 21時) (レス) @page33 id: f39889db93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最新待ってます‼︎ (8月2日 8時) (レス) @page33 id: 8da118ebe3 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 終わり⁉︎終わりなんですか⁉︎そんな、、、続きが気になりすぎる、、、、 (2023年1月3日 17時) (レス) @page33 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月7日 16時
