噂と甘い夢 其の四 ページ29
in主
氷「なんでアンタなのよ！！！」
思いっきり後ろへ突き飛ばされる。
主「いっ…」
お尻を思いきりぶつけて、鈍い痛みが走る。
私を思いきり突き飛ばした相手はクラスメイトの氷室さん
制服を綺麗に着こなして、毎日メイクして、髪の毛も綺麗に結って…可愛らしい女の子
そんな子が校舎裏に着いて、私を認識するなり、いきなり大声出して突き飛ばしてくるとか…豹変してちょっと恐い…
氷「なんでアンタなのよ！！なんで！！なんでよ！！！
私が告白したときは好きな人がって言ってたのに！！！！
よりにもよってアンタ！！？
なんで地味で根暗なアンタなのよ！！！」
氷室さんが叫ぶ。
上に乗っかられて、髪を引っ張られる。
頭が痛い。
でも、痛みとは反対に頭の中は凄く冷静だった。
思った事は、「あ、そっちか〜」だったから
お前は源くんと釣り合わない、源くんの恋路を邪魔するな、距離を取れって感じかと思っていて、集団で迫られると思っていたから
普通に自分の恋心から来る嫉妬だったのは正直、安心した。
主「痛っ…」
軽く現実逃避していると頬を叩かれた。
流石にマズいと思ったので抵抗する。
主「待ってよ、氷室さん！
お祭りの噂の事？だったら、ちゃんと言い訳を聞いてよ！
それに、なんで源くんが私の事が好きってことで話を進めるの！？
本人に確認したわけでもないでしょ？」
氷室さんの腕を抑えようと必死に抵抗しながら声を出すとピタリと動きが止まった。
氷「……のよ」
主「え？」
氷「聞いたの！！源くん本人に！！
清瀬さんとの噂が本当か！！付き合ってるのか！！」
氷室さんの言葉に嫌な予感がしてくる。
氷「そしたら、なんて言われたと思う？」
自傷気味に笑う氷室さん
氷「半分本当って、付き合ってはないけど、自分が好きだって伝えたって」
『好き』
その言葉に頭が真っ白になる。
体の力が抜けていく
氷室さんが馬乗りになる。
首に手がかけられる。
主「あ…」
真っ暗な光景と真っ白な彼が脳裏を掠める。
主「………っ」
声が出ない。
思うように体も動かない。
このままでいいや
そう思って目をつぶろうとするとフッと首への圧が消えた。
輝「清瀬さん！！！」
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minimum(プロフ) - ここで終わるの、気になりすぎます。とっても面白かったです！こんな夢中になるような作品に出会えて嬉しいです。ありがとうございます。続き、期待してても良いですか！？ (4月4日 20時) (
レス) @page33 id: 2677f851e2 (このIDを非表示/違反報告)
じゃがりこって美味しいですよね - あばば…終わってしまった……しかも2年前だと？！？このコメが届いたら嬉しいのですがね…応援しております。まじで最高です🥹🥹🥹 (4月1日 23時) (レス) @page33 id: f91a4d9a84 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 夢小説だと思えないくらいの濃い話をありがとうございます！！輝くんと夢主さんが幸せになれますように！！ (2月26日 21時) (レス) @page33 id: f39889db93 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ - 最新待ってます‼︎ (8月2日 8時) (レス) @page33 id: 8da118ebe3 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 終わり⁉︎終わりなんですか⁉︎そんな、、、続きが気になりすぎる、、、、 (2023年1月3日 17時) (レス) @page33 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2020年6月7日 16時
