さんじゅう。 ページ30
『若いんだから、学校は今のうちに楽しんどけよ〜』
レ「そーだそーだ」
[俺は丁寧に用意された朝食を食べた。] ▼
瑠[母さん、今日も遅くなる?] ▼
母[…今日もなの。いつも遅くてごめんね…] ▼
[母は会社で働いており、いつも遅く帰ってくる。] ▼
瑠[…んいや、気にしなくて良いよ。働いてくれるだけ感謝だし。] ▼
『いや瑠架めっちゃいいやつぅ』
レ「めっちゃいいやつぅ」
母[瑠架…ありがとね…] ▼
瑠[うん、俺着替えてくるね。] ▼
[一旦自分の部屋に戻り、制服に着替える。] ▼
【メモ:自分の部屋に戻る】
『…お、移動できるようになった』
レ「まずは部屋徘徊しよ」
『ここトイレよね』
[トイレだ。清潔に保たれている。] ▼
レ「トイレか」
『ふん、じゃあここは?』
[押し入れだ。引っ越ししてきたばかりなので、荷物が沢山置かれている。] ▼
『あ押し入れなのね』
レ「引っ越して来たばっかなら学校慣れないよね」
[キッチンだ。まだ来たばかりなのでそこまで汚れていない。] ▼
『私の家とおんなじキッチンだ』
レ「こんな綺麗ではないでしょ」
『おい』
[自分の部屋だ。] ▼
⇒[入る]
[やめておく]
『…入っていいよね』
レ「入れー」
【メモ:着替える】
『おぉ、高校生男子にしては部屋お洒落にしてんねぇ』
レ「オシャンティーやぁ」
[クローゼットだ。服がびっしりと入れられている。] ▼
⇒[着替える]
[やめておく]
『着替えよ』
レ「お、いい制服じゃん」
『かっけぇ瑠架ぁ〜』
⇒[部屋を出る]
[やめておく]
『…早く学校行こうぜ瑠架』
レ「遅刻すんなよ〜」
瑠[母さん、そろそろ家出るね。] ▼
母[気を付けて行ってらっしゃい] ▼
瑠[行ってきます] ▼
[バスを待つ。その間に溜まっていたメッセージに返信する。いつもの変わらない日常。] ▼
『それもそれで良いけどねー』
レ「なんか羨ましい。学生って。」
[それを変えたのが彼女だった。] ▼
[ブウウン] ▼
瑠[(やっと来た!最近寒いから待ち時間がやけに長く感じるわ…。)] ▼
[そんなことを考えていると、急に背中に大きな衝撃を感じた。] ▼
?[…わわ…!?す、すみません…!] ▼
『…お?ええ感じな雰囲気来るんちゃいますぅ?』
レ「ふぉぉ来るぅ?」
[俺の足元にいたのは、小さくしゃがんだ女の子だった。] ▼
?[…すみません!あ、あまり前…見えなくって…] ▼
瑠[…お、俺は大丈夫だけど。き、君は怪我、ない…?] ▼
瑠[(調子狂うって…)] ▼
[俺は女の子に手を差し伸べた。] ▼
?[…すみません、ありがとうございます…] ▼
[立ち上がった女の子は、俺より断然小さい背で、話しかけると俺を見上げる形。] ▼

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みやじ - いんげんさん» いんげん様、お話を読んでいただきありがとうございます!尊いだなんて…嬉しいです…!引き続き更新頑張ります!! (11月7日 22時) (レス) id: 841b582635 (このIDを非表示/違反報告)
いんげん(プロフ) - すごく尊いです!なんかこれまでにない感じで実況してる話だとか内容が細かくてすごく面白いです! (11月7日 21時) (レス) id: 9ba810381d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みやじ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=miyaji1203
作成日時:2024年10月1日 22時