思い出巡り1 ページ4
Aside
車内はずっと明るい声でいっぱいだった。
キヨくんの高校の時の話とか、
ニコニコ動画のイベントに出た時の話とか、
私のことを話すキヨくんの様子とか、
とにかくいろんな私の知らないキヨくんの事を皆さん楽しそうに話してくださった。
こ「あいつ、Aちゃんと会ってからだいぶ変わったよな〜。」
フ「そうかもしれないね。Aちゃんを守りたいって気持ちが伝わってくる。」
ヒ「キヨを変えるなんて凄いよね。」
A「そうなんですか？最初からずっと良くしてもらってるからあんまりわからないけど、かなり甘い時があるなとは思います笑」
私が変えたのかな？
キヨくんが私を変えてくれたと思っていたけど。
フ「着いたよ！」
A「久しぶりだ〜。ちょっと潮風が寒いなぁ。あれからもう半年ぐらい経ったんだ。」
時間が進むのがあっという間だ。
その間の出来事がいっぱい詰まっていて、幸せに包まれていたんだと改めて気づく。
こ「早速撮るか！」
A「はい！お願いします！」
早速撮影を始める。
私が予め書いた手紙を砂浜に刺しておく。
動画は私が砂浜を歩くところから始まり、その手紙を見つけて中身を確認すると、次の場所に切り替わる。
大切な記憶のピースをかき集めて、最後にキヨくんに私の気持ちと一緒にプレゼントするのだ。
フ「お！今のめっちゃ良かったんじゃない！？」
ヒ「見てみよー。」
A「…どうですか？」
こ「すげー！映画みたいだわ。」
フ「演技力あるよー！」
ヒ「これはキヨも泣くね笑」
A「褒めすぎです笑 じゃあ、次もお願いします！」
海でしばらく思い出に浸ったあと、車に戻り次の場所に移動することに。
ヒ「次はどこー？」
A「次はオムライスを食べます！それは動画じゃなくて写真をいっぱい撮ってパラパラ漫画みたいにします！」
こ「OK〜。」
フ「俺たちがいっぱい撮ればいいのね！」
そうして懐かしのオムライス店に到着する。
中に入って、一緒に食べたオムライスを注文する。
フ「なんかさ、2人の思い出って優しいものばかりだね。」
ヒ「確かに。お互い好きなんだなって思う写真でなんだかいいね。」
こ「キヨ、ほんと羨ましいわ。」
A「キヨくんが私にいっぱい優しくしてくれてるからですよ。私は貰ってばかりなので。」
まだまだ恩返しは足りてないと思っている。
少しでも返したい。
キヨくんにたくさん気持ちを届けたい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 １から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました！ ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (
レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます！！ (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゑぬ | 作成日時：2022年7月23日 21時
