クリスマス5 ページ25
キヨside
Aちゃんからのサプライズ動画に、うるうるしながら見ていたが、最後の夢の国をバックにAちゃんがメッセージを話すシーンでは涙腺が崩壊してしまった。
フジ達にも手伝って貰ったが、動画を完成系まで作ったのはAちゃんだと言う。
知らない間に、編集技術がとてつもなく上がっていて驚かされる。
キ「このアルバムって…。」
A「動画に出てきた、私が拾ってた写真だよ。私たちの思い出を全部拾い集めて、パズルみたいに当てはめて出来たのがこのアルバム。」
キ「ストーリーまでしっかり作られてたのか…。そんなに考えてくれて、俺、すげー嬉しい。」
A「どうやったらキヨくんを泣かせられるかなってずっと考えながら準備してた笑」
キ「見事に大号泣しました笑」
好きな人が、自分のために沢山考えて、何かを作ってプレゼントしてくれる事がこんなに嬉しいなんて、きっとAちゃんじゃないと気づけなかった。
いたずらに成功した子どもみたいに、ご満悦な顔をしている。
どれだけ一緒にいても、幼さが残るこの顔が大好きだ。
キ「これは…。」
A「それはね、手紙だよ。アルバムにひとつひとつの写真の思い出は書いてあるけど、全部をひっくるめて手紙でも渡したいなって思ってね。」
キ「どこまで至れり尽くせりなの?笑」
A「へへ。キヨくんには沢山あげたいなって思ったの。」
キ「ネックレスまでくれちゃってさ。本当に…ありがとう。全部大事にする。」
A「うん!本当はこのプレゼントじゃ足りないぐらい、キヨくんに感謝してるんだけどね。」
キ「十分すぎるぐらい貰ってるわ!笑」
その夜は、俺の気持ちが伝わるように、この先離さないように、Aちゃんをギュッと抱き締めて眠りについた。
後日。
俺の呟きにて。
"昨日は最高のクリスマスを過ごしました。俺の猫ちゃんは最高の彼女です。たくさんの気持ちをありがとう。全部大事にする。惚気けてみました。おまえら悪く思うなよ。"
フ「俺たちにもちょっとは感謝して欲しいわ〜。」
こ「超協力したんだからな!おかげでAちゃんからキヨのことめっちゃ聞けたけど。」
ヒ「いい思い出になったなら良かった〜。今度奢ってね。」
キ「はいはいはい。感謝してますよっと。」
フこ「適当か!」
ヒ「今度奢ってね?」
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ゑぬ(プロフ) - り なさん» コメントありがとうございます😭 1から読んでくださって感謝でしかないです🙇♀️ 読者の方のおかげで完走出来ました! ありがとうございました🙇♀️ (10月31日 15時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
り な(プロフ) - シリーズ1から読んでいて二人が幸せになって良かったです。完走おめでとうございます!! (10月31日 13時) (レス) @page50 id: 916a2c7fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゑぬ | 作成日時:2022年7月23日 21時