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動画撮ってみる? ページ41

キヨside

『彼女とやってよー!』

『彼女の声聞きたい!』

『彼女もゲーム上手いってほんと?』


散々アンチしたかと思えば、今度は彼女との動画を撮れと言ってくる。気まぐれで自分勝手な奴ら。
ネットの世界なんてそんなもんなのは分かってっけど。
でも、正直俺もAちゃんと動画を撮ってみたさはあった。
かなりゲームの腕を上げ、俺たちと対等に勝負出来るようになったから。


キ「あのさ、」

A「どうしたの。」

キ「えっとさ、」

A「うん。」

キ「その……動画撮ってみる?」

A「うん……うん?」

キ「動画。撮らね?一緒に。」

A「え……私が?」

キ「他に誰がいんの。」


分かりやすく動揺している。
動画を一緒に撮って喜ぶ奴もいれば、それに対してまたアンチする奴もいるだろうし。
正直、反応なんて読めない。


A「つまり……2人実況?」

キ「そそ。…俺はやってみたいんだけど、どう?」

A「私も、ちょっと、やってみたいかも。」


そうと決まれば俺たちは撮影の準備をする。
2人でやるならWiiパーティーの2人モードがいいんじゃないか。
短めの動画にして、反応を見てからこれからもやっていくか決めよう。
テストプレイをして、いざ録画。


キ「じゃあ、俺がこの録画ボタン押して数秒したらスタートね。」

A「うん。…あ、呼び方。」

キ「あー。……ハニーにしよ。」

A「それはなんかちょっと笑」

キ「えーじゃあ、猫ちゃんは?」

A「猫ちゃん笑 ハニーよりはいいかな笑」

キ「決定な!俺が間違わないようにしないとな。」


何度か猫ちゃんと唱えて録画ボタンを押す。


キ「どうも。今日はですね、お友達を連れてきました。猫ちゃんです。」

A「どうもみなさん、はじめまして、猫です。」

キ「はい。猫なんです。俺とキャラ被りの。嘘です。彼女です。」

A「彼女させていただいてます。猫です。」

キ「わかったわかった。そんな主張いらないかな?笑」


オープニングをゆるっと終え、2人モードのゲームをいくつかプレイする。


キ「やばいやばい!」

A「キヨくんそっち回って!」

キ「あぁぁ!むずくない!?」

A「私これ好きだけどな〜。」

キ「猫ちゃん特殊なのよ。」

A「私普通だよ?」

キ「え?」

A「え?」


なんてずっとふわふわな感じで初2人実況は幕を閉じた。

彼女登場→←初めてのハロウィン



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設定タグ:キヨ , 最終兵器俺達 , TOP4   
作品ジャンル:恋愛
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えぬ(プロフ) - RX-00さん» 最初から読んでくださってありがとうございます!会話部分は勢いで書いていて、私の中のキヨくんの叫びが出ちゃいました笑 これからも楽しんで頂けるように書いていきますので、ぜひ、よろしくお願いします🙇‍♀️ (2022年7月20日 16時) (レス) id: 467f387b94 (このIDを非表示/違反報告)
RX-00(プロフ) - 初めまして。パート1から読んでます。キヨくんの発言する言葉ひとつひとつがキヨくんの声で脳内再生されて、毎回笑わせてもらっています!「ガッチさんにときめかないで!」が個人的に大好きです(笑) (2022年7月20日 16時) (レス) @page47 id: d76f713c2b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えぬ | 作成日時:2022年6月5日 21時

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