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#キヨside
放送が始まればいつも通り。
わいわいがやがや楽しく。
くっそうるせーのも定番のことで。
スタッフも笑ってくれてるし、コメントも楽しんでくれてるし、もちろん俺らも楽しんでるし満足。
でも、スタジオの隅っこにいるあいつだけは、なんも考えてねーような、そんな顔してる。
楽しそうでもなければ、不満そうでもなくて。
興味なんてない、俺らなんて見えない、レベルの。
ゲームが終わってスタジオにカメラが戻る。
セットが可愛いというコメントをレトさんが拾う。
そんなの、ほかっとけよ。
あいつが喜ぶだけだろ。
そう思ってあいつを見ても、やっぱり、何一つ顔を変えなかった。
今度はフジがスタジオの隅っこに置かれた造花の置物かなんかに触れ始めた。
フ「これ可愛いよねー！俺家持って帰りたいもん」
牛「とか言ってすぐ捨てんだろww」
フ「いやまじ大切にするから」
キ「そんなんいらねーだろ」
レ「可愛いけど置いとくとこないからなあ…」
フ「俺が貰うから三人はいらなくていいんだよ！」
けたけたと笑っていれば、ふと視界に入ったあいつ。
初めて、頬を緩めた。
ゲームしてるときとか、セット褒めてたときだってなんもなかったくせに。
そのまま放送は終わって、気付けばあいつはいなかった。
牛「フジお前ほんとにそれ持って帰んの？」
フ「んー、許可もらえれば」
レ「でも確かにそれは俺もちょっと欲しいわー」
フ「絶対あげなーい！」
キ「まだお前のもんでもねーだろww」
片付けにスタッフがぞろぞろと入ってくる。
セットの撤収に来た人にフジが話しかけに行く。
フ「お疲れさまです。あの、これって貰ったりできませんか？」
そんなに欲しいのかよ。
「ああ、それかー…」
フ「駄目ですかねー？」
「んーと、お前さんとこのスタッフさんで小田ちゃんっているだろ？」
フ「あー…」
わからず、俺らの方に、いるの？といった感じで首を傾げてくるフジ。
レ「さっきまで隅っこにいた女の人！」
フ「ああ、あの綺麗な人か」
さらりとそういうこと言うの、フジらしいよな。
「それは、その小田ちゃんが毎回手作りで置いとるやつだからねえ、小田ちゃんに聞いてみて！」
毎回手作り？
あの女何やってんだ？
フジはにこにこしながら、ありがとうございます、つってスタジオから出ていく。
俺らものそりのそりとついていく。
フ「小田さん！」
フジが呼び掛ける先にはあの女の姿。
フジはどうするつもりなんだ？
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煎茶(プロフ) - コメント失礼いたします。三人の長所が絶妙なバランスで描かれていて至高の作品でした。この小説との出会いに感謝したいです。執筆お疲れ様でした。 (2018年8月27日 1時) (
レス) id: ea34eab2cb (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - こねりさん» ありがとうございます(;_;)！！！内容が良い悪いはなんともいえないですか、いくつかお話は書かせていただいていますので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです(*^-^*) (2017年10月23日 2時) (レス) id: 1e43dca40b (このIDを非表示/違反報告)
こねり(プロフ) - とっても面白かったです...！！うっしーがいい人すぎで、思わず読んでて泣いてしまいました...。新作の方も読ませていただこうと思います！！ (2017年10月16日 23時) (レス) id: 8a30c5e030 (このIDを非表示/違反報告)
。。*ましゅまろん*。。 - ゆるさんの小説みてたら、下の告知がいないないばぁ！で笑いました笑 (2017年3月29日 15時) (レス) id: b56a98098d (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - 蒼乃さん» わかります！！！私も、他の方と交流すること全然なくてwwたくさんコメントでお邪魔しちゃいますね！ (2016年12月21日 1時) (レス) id: 2348e913dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆる | 作成日時：2016年9月13日 3時
