((王子の助け)) ページ20
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あれ?ミツからだ。
ミツ風邪気味だって…。
外の雨は風と共に強くなっていく。
不安が頭をよぎった。
「高くん、ごめんね。出ていい?」
高嗣「え!?おぉ!」
携帯を耳に当て、周りのうるささに自然と耳をすませた。
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宏光「横尾?」
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え?
かけ間違い…?
「Aだよ」
宏光「はぁ!?ケホッケホッ…なんで?俺横尾さんに」
高くんが言う通り、ミツは咳をこんで具合が悪そう。
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ザーザー
ミツの声以外に雨の音が聞こえてくる。
…外?
「今どこに居るの?」
宏光「え…外。傘忘れて、横尾ん家の近くだったから居るかなって電話ゴホッ」
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“行かなきゃ”
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ただとっさにそう思った。
「今どのへん?あたし行くよ」
宏光「いや、いいよ。ニカに悪いし」
うん。分かってる。
高くんに悪いことしちゃうって。
だけどあたしは…
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ミツを助けたい。
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*..ラッキーメンバー..*
二階堂高嗣
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作者名:真中ユウ | 作成日時:2013年2月28日 21時