((王子様のお誘い)) ページ19
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今日は銀河英雄伝説の千秋楽。
太ちゃんとのキスもあって心のモヤモヤを晴らしに来た。
あたしは前から三列目の真ん中の席。
そしてバッチリ、高くんと目があっちゃった(笑)
横尾さんは長い台詞を噛まなかったし。
2人ともかっこよかった。
そして舞台会場の外。
高くんを出待ち。
ってのは嘘だけど、高くんに誘われこれから焼き肉を食べに行く。
雨が降る中、色とりどりの傘が目に入る。
ミツも誘った方が良かったかな?
後で高くんに聞いてみよ。
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高嗣「姫、お待たせ!!」
満面な笑みを浮かべてあたしに駆け寄る高く
ん。
少し顔つきが大人になった気がした。
「焼き肉さ、ミツ
高嗣「ミツは!…誘ったけど、風邪気味みたいで無理だって」
急に焦った感じで喋る。
「そーなんだ、あたし今日メンバーと会ったの高くんと横尾さんだけだったから」
ティーン雑誌の撮影だったからみんなとはバラバラで仕事してた。
ミツ大丈夫なのかな?
ちょっとしたらメールしよう。
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いつものお店に着くと、指定されたテーブルに座る。
高嗣「今日は俺が焼くからな!」
いつもはミツが焼いてくれる。
やっぱり焼き肉と言えばミツ!
いつもと同じメニューを頼むと、もうお腹の虫が鳴きまくる。
「おなかすいたぁ、あ!」
店員が運んできてくれた肉をテーブルに並べていく。
さっそく高くんはお肉を網に乗せていく。
最初はタン塩。
高嗣「はい、お食べ」
「いただきまーす!……おいしっ」
最初は美味しい美味しいって食べてたけど、
今になって気づいた。
何か違う。
美味しいのにいつもと味が違く感じちゃうのはなんで?
やっぱりミツがいなきゃ
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「俺の限界なんてただの一度だって届いちゃないって信じてんだ…」
ミツからの着信が鳴り響いた。
物足りない気持ち
(やべー焼き肉うま)
*..ラッキーメンバー..*
二階堂高嗣
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作者名:真中ユウ | 作成日時:2013年2月28日 21時