呼吸 ページ17
『早くしろ』
時透「チッ...」
おい、今絶対に舌打ちしただろ?
不機嫌な時透から刀を受け取り、俊と一緒に刀の重さや質、長さなどを確認した。
『少し重いけどこれくらいなら持てるよ』
宇髄「なにやってんだ?」
俊「刀の重さや質の確認ですよ」
『それに、数年前に一度だけ化け物を狩る鬼殺隊らしき人物を見つけたんですが、その時呼吸というものを使っていました。現在の鬼殺隊でもその呼吸とやらはあるんですか?』
宇髄「あぁ、俺たちは今でも呼吸ってやつを使って鬼を狩っている。ちなみに俺は音の呼吸で、時透は霞、胡蝶は蟲だ」
『そうですか...これ、使えるのでは?』←急に丁寧
俊「そうだな、これは利用して呼吸と術を合わせよう」
『これを妖狐術と掛け合わせれば...』
宇髄「妖狐術?」
『我々狐が使う術ですよ。この刀は江戸時代にそこらの侍が使っていた刀とは違い、特殊な性質を持っています。これが普通の刀とこの今手にしている刀の違いです。普通の刀では鬼の首が切れない。この鬼殺隊が手にしている刀でないと...』
俊「それに、この刀は俺たちが今振って使いこなせたとしても呼吸が使えるわけでもない。だから俺たちが使う術をこの刀にかける」
『つまり、妖狐術は呼吸の役目を果たしてもらう。呼吸の力を術に補ってもらわないと、私たちは戦うことが出来ない』
宇髄「なるほどな。呼吸じゃなくて術を使い、鬼を滅殺か...」
時透「へぇー、結構考えるんだね」
『その顔だと貴様ら疑ってるだろ』←キャラ崩壊
俊「おいやめろよ...術を見せれば良いだろ?」
おっ、頭良いね
俊(殺すぞお前)
『じゃあ時透の刀にちょっと小細工するね』
時透「術をかけても良いけど、後でちゃんと戻してよね?」
へいへい!
『妖狐術 仙水神縁爽風...妖』
ピカッ!)
きた、光出した...
宇髄・時透「「マジかよ!/えっ!」」
後もう少しかな?
術が弱くては困るからと、少し強く念をかけた。
宇髄「ん?すぐに消えちまったぞ?」
時透「一瞬だけ...」
『良いの良いの!』
俊「良し!完了だな!」
『でもこれ、少し強くしちゃったw』
俊「大丈夫だろ」
『んー...危ないから外でよ!』
宇髄「はぁ?外は雨降ってんぞ?」
『早く!』
術をかけた刀を持ち、俊に二人を外に出してもらった。
時透「何を始める気?」
いいから、お前らは黙って縁側で雨を凌ぎながら見てろ!
56人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラムネ - たーちゃんさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月26日 21時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
たーちゃん - とても、おもしろかったです。これからも、頑張ってください! (2020年3月18日 13時) (レス) id: 66fad934a0 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - ひょーかさん» ありがとうございます!投稿頑張ります! (2020年3月15日 12時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
ひょーか - アアアアきつね好きイイイイ とても面白いです!小説の投稿頑張ってください!応援してます! (2020年3月10日 21時) (レス) id: 277c5322fb (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - てぃあ どろっぷ。さん» ありがとうございます!全力で頑張ります! (2020年3月10日 18時) (レス) id: 1a10dbe1cb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラムネ | 作成日時:2019年12月19日 23時