七十三話 ページ11
Aside
殺気を抑えてひとまず席に座り、大崎が座ったのを確認して口を開ける。
貴『正直、貴方と再開したのは最悪でした…が、まぁ幸運でしたよ。再開場所が私の働いている会社だなんて…』
大『再開?はて…私は君と出会った記憶が無いのだが…』
貴『当たり前です。私が小さい頃のことですから。
鈴城大智の妹です。』
刹那…大崎の目は一瞬見開かれた。
そして、目が閉じられた途端に口角が恐ろしい程に上がっていく。
お『そうか…大智くんの妹か!!
彼なら生きているぞ?』
貴『なっ!?』
思考が停止すると共に目の前が真っ白になる。
次の瞬間…
貴『ぐっ…!!』
髪を引っ張られる感覚が神経を通し脳に送られ、一瞬で痛さへと変わる。
大『君は本当にお兄ちゃんが好きだねぇ…
気が強すぎること以外は本当に良い、、良い実験体になりそうだ。』
貴『誰が…実験っ体にな、んかっ…ぐっぅ!!』
次はお腹…そして右足と猛烈な痛みを脳に知らせていく。
大『今の自分の状況を考えてみろ…
拒否権なんてあるわけがないだろう…』
酷く冷たく私を見下ろすその目は…とても見覚えのあるものだった。
あぁ…そうだ。
お兄ちゃんの死を告げたあの日の目にそっくり…
貴『大人は…せいちょう…し、ないのね…
本当に…なにも変わってないっ…』
なんなんだよコイツは…
お母さんもお父さんも
あの四人の親だってきっと…
私だって…
苦しんでるのに…
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みさき - センラさん落ちいつでも待ちますよ!! (2021年4月4日 23時) (レス) id: c53ef8eb9c (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年12月7日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
アゾナ - 栗鼠ラ02さん» ありがとうございますm(_ _)m (2019年7月12日 23時) (レス) id: d50cd704ae (このIDを非表示/違反報告)
栗鼠ラ02 - アゾナさん» 了解です。 (2019年7月12日 23時) (携帯から) (レス) id: d686199489 (このIDを非表示/違反報告)
アゾナ - 栗鼠ラ02さん» ミニキャラの坂田さんの方をお願いします (2019年7月12日 23時) (レス) id: d50cd704ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗鼠ラ02 | 作成日時:2019年5月28日 23時