お前らまじで目覚ませや【鬼滅の刃】

目覚ませ　伍 ページ7

Aside



『！！』ｶﾞﾊﾞｯ


嫌な汗がどんどん溢れてくる




嫌だ、嫌だ


何かが嫌だ




何故？


嫌な予感がする




『しぐさん！！』ﾊﾟｧﾝｯ


思いっきりとを開ければ、しぐさんが裁縫をしていた


志「どうたんだい？」

『いや、なんでもないよ....
ってもう夜じゃないか、見回りに行ってくるよ』

志「気をつけなね」


ありがとう。と礼を言った後、村を見回りに出かけた


『....ｯ柱として情けないッ....！！』




嫌な予感は的中した


二件ほど家が襲われていた



原型を留めていない人の亡骸がある、




？「おやおや、こりゃまたうまそうなガキだなぁ」

『！！！誰だ！！』ﾊﾞｯ


長い白髪を揺らしながらにやにやと笑う鬼がいた




気配に気づかなかった！！



そいつは、たしかにあの鬼の仲間だった




悲「俺は悲響(ﾋｷｮｳ)。あんた、俺の相棒が喰った人間の娘だろ？」

『....だからなんだ』ｶﾁｬｯ


刀に手をかけ、いつでも抜けるようにする


悲「大分成長したなぁ〜！







喰べごたえがありそうだ....♪」ｽｯ

『はっ、生憎、お前みたいな雑魚鬼にやられるほど、落ちぶれてねぇんだ、よｯ！！』ﾄﾞｶｯ


覆いかぶさってきた鬼を蹴飛ばし、刀を刺した


悲「ほう、ちょっとは早いみたいだが.....そんなに大した事ねぇな」ｹｹｯ




気持ちわりぃ笑い方だな


さっさと終わらせよう




『雑魚ごときが俺の戦い方に口出すんじゃねぇよ。虫唾が走る』ｻｯ


体勢を軽く整える。


『全集中、白の呼吸....壱ノ型、白霧連(はくむれん)！！』


白霧連とは、白い霧で姿を消し、そのうちに連続技を繰り出す適当な技←




結構攻撃力は高いから気に入っている。




悲「は、」ｺﾞﾄｯ

『もう一つ、説明が忘れたな。
白霧連、いや、白の呼吸は、







痛みが全くない技ばかりなんだ』

『来世では人なんか喰うなよ』ﾎﾟﾝｯ


頭しかない悲鳴の頭に手を置き、そう言った


悲「ッ！！....」ﾂｰｯ


悲鳴は、涙を流しながら逝った




「鬼は悲しい生き物だ」

よく恋歌が言っていた。


俺は最初、納得ができなかった。




"『なんで悲しい生き物なんだ？人を喰うなら悲しいなんて言葉似合わないだろ？』"

"紅「....鬼は、人を喰わなくては生きてはいけない生き物。喰いたくなくても喰わなければならない。
悲しい生き物だと思わない？」"




やっと理解ができた。






じゃあせめて、来世ではお幸せに、な。


そう手を合わせた。

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