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165。 ページ33

郁斗side




俺は着々と戦闘の準備をしていた。




学校にも行ってはいるがほぼ屋上で仲間と連絡をとりあってる状況で。



…それくらい木馬との戦闘は大事なのだ。



俺はまた魔男裏の指揮をとるためにスマホをとった。









気づくともう昼の12時を回っていた。



仕事もようやく一区切りついたため息をついた時だった。




ルミ「こんなところにいた!!」




そう言い俺の元にやってくるのはルミ。





郁斗「何だよ?」




ルミ「ねぇ、A知らない?」




…A??




郁斗「学校来てねぇのか?」




ルミ「そうなのよ…でも朝はいたのよ?」




郁斗「用事とかじゃねぇの?」




ルミ「そうだといいんだけど…なんか不安で。」




…でもあいつ、電話して来た時はそんなこと一言も…




そこでふと俺は電話を切られた時のことを思い出した。




…やっぱりあれは不自然じゃないか?




あの電話はAが切ったんじゃなく誰かに切られたものだとしたら…





郁斗「まさか…」




ルミ「ねぇ、Aは大丈夫なの…?」




考えたくなかった。でももうそうとしか…









その時だった。スマホが鳴ったのは。



それはAからの電話のはずだった。





しかし…





『やぁ、元気にしてるかい?郁斗クン』




郁斗「やっぱりてめぇ…!!」




電話口から聞こえてきたのはAではない、イラつく声の男。




郁斗「煌雅…!!」




『おー声でわかるなんて素晴らしいね〜』




郁斗「ふざけんな!Aをどうした!!」




『あ〜君の最愛の人?その人なら冷たい場所で頭冷やしてるよー』




郁斗「んだと…?!」




『あいつは人質になったよ。お前を呼び出すためのな』




煌雅は向こうで声を上げて笑うと




『俺の要求はただ一つ、魔男裏総長の首さ』





そして煌雅の声は遠ざかり、やがて切れた。









郁斗「A…」




俺は自分の拳を思いっきり壁にぶつけた。

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ころ嫁@クロミしか勝たん。 - え、、神ですか!? (2021年2月7日 15時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 桃華さん» ありがとうございます!未だにこうして作品を読んでくださる方がいるのはすごく嬉しいです。ぜひぜひまた見に来てください!わざわざコメントしてくださって本当にありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: e4780992c1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとにもう最高でした!!!最後とか感動して泣きそうになっちゃいました(><)また作品見に来ますね!! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとに最高でした…!!!もうなんか最後感動して泣きそうになっちゃいました。゚(゚^ω^゚)゚。また作品見に来ます! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!どの作品も全然更新してなくて活動停止状態で申し訳ない限りです…才能なんて私には全くないのですがこういうコメントにすごく元気付けられます…また更新できたらしたいので他の作品もよろしくお願いします! (2018年3月16日 1時) (レス) id: e35424cf3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2015年3月13日 20時

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