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150。 ページ17

A「っ!」





私は無理やり椅子へと座らされた。





叶多「はーい。事情聴取ねー」





叶多はそう言うと大きな瞳で私を見つめ







叶多「Aは僕のこと好きになれないんだよね?」





私はコクリと頷いた。





叶多「…で?その理由が…郁斗を愛してるから?」





A「…そうだよ。
だって私と郁斗は両想いだもん。」






叶多「そっか。二人は付き合ってるんだ?」





A「そう。」





私は洗いざらいすべて話した。







叶多「なるほどなるほどぉ…
二人にはもう愛の絆があって僕には入り込めないんだぁ…」






叶多はそう言うと









叶多「で?」









なんて私に問いかける。





A「っ…」





叶多「A、相手は金髪野郎だよ?
あいつを彼氏の座から引きずりおろすなんて簡単だよ。」





叶多はそう言うと私の手を掴む力を一層強めて






叶多「お父さんに言っちゃえばいいんだよ。」





A「なん…っ!」





叶多「Aのお父さんは郁斗が大嫌いだもんね?
無理やりにでも別れさせてくれるよね?」






叶多はそう言うとニヤニヤ笑って






叶多「そして僕が可愛い瞳で
代わりに僕にAをくださいって言うんだよ。」






叶多はぐいっと顔を近づけてきて






叶多「そしたらもうAは僕のモノ。」







叶多は幸せそうに笑った。







_____これが本当の叶多?







叶多はもっと可愛くて清純で…




こんな真っ黒なこと考えるような子じゃなかった。





なのに……









叶多「僕は金髪男が一番嫌いなんだよ。」






叶多はそう言うと私の顎をつかみ





叶多「だからさぁ。Aも嫌いにならなきゃダメじゃん?」





叶多の言ってること、理屈が意味分からなくて。






手には力すら入らなくなっていた。

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ころ嫁@クロミしか勝たん。 - え、、神ですか!? (2021年2月7日 15時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 桃華さん» ありがとうございます!未だにこうして作品を読んでくださる方がいるのはすごく嬉しいです。ぜひぜひまた見に来てください!わざわざコメントしてくださって本当にありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: e4780992c1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとにもう最高でした!!!最後とか感動して泣きそうになっちゃいました(><)また作品見に来ますね!! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとに最高でした…!!!もうなんか最後感動して泣きそうになっちゃいました。゚(゚^ω^゚)゚。また作品見に来ます! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!どの作品も全然更新してなくて活動停止状態で申し訳ない限りです…才能なんて私には全くないのですがこういうコメントにすごく元気付けられます…また更新できたらしたいので他の作品もよろしくお願いします! (2018年3月16日 1時) (レス) id: e35424cf3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2015年3月13日 20時

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