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148。 ページ15

授業後。





A「郁斗。」




郁斗「おお。A。」





私はまだ教室にいた郁斗を呼び止め





A「ちょっと資料を
運ばなきゃいけないから下駄箱で待っててくれない?」





私は手元にいっぱいになったプリントを見せる。





郁斗「ああ。わかった…てか手伝ってやろうか?」





A「いや!図書館に運ぶだけだし大丈夫!」





私はそう遠慮した。





郁斗「じゃあ待ってるな?」





A「うん!」





そして私は急いで教室を出た。





帰る生徒や部活へ行く生徒で廊下は賑わっていた。





私はそんな人達の中を掻き分け、教室へと急ぐ。





だって今日は郁斗とデート。





今までそれらしいことってしたことなかったから…




すっごく楽しみ。






スキップ交じりで私は図書館へとたどり着いた。





A「よし。」





私は資料を図書館の机に置いた。





今日、図書館は休館日らしく、人は一人もいなかった。




授業後の図書館ってちょっと怖い…




なんて思いながら足早に出ようとすると。









叶多「やあ。A。」





ドアの前に立っていたのは叶多だった。





A「え、叶多?いつからそこ…」





ガチャ





誰もいない図書館に響くのはそんな音。





A「え…」





叶多「僕、鍵持ってるんだー」





叶多はそう言うと人差し指でくるくると鍵を回し







叶多「だからここはもう二人だけの密室だね?」




笑い混じりに言う叶多に。





A「なんで…」






私は恐怖さえ覚えた。

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ころ嫁@クロミしか勝たん。 - え、、神ですか!? (2021年2月7日 15時) (レス) id: 6e464cfef8 (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - 桃華さん» ありがとうございます!未だにこうして作品を読んでくださる方がいるのはすごく嬉しいです。ぜひぜひまた見に来てください!わざわざコメントしてくださって本当にありがとうございます! (2019年3月4日 23時) (レス) id: e4780992c1 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとにもう最高でした!!!最後とか感動して泣きそうになっちゃいました(><)また作品見に来ますね!! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - ほんとに最高でした…!!!もうなんか最後感動して泣きそうになっちゃいました。゚(゚^ω^゚)゚。また作品見に来ます! (2019年2月8日 16時) (レス) id: b67182cffc (このIDを非表示/違反報告)
晴れの空(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!どの作品も全然更新してなくて活動停止状態で申し訳ない限りです…才能なんて私には全くないのですがこういうコメントにすごく元気付けられます…また更新できたらしたいので他の作品もよろしくお願いします! (2018年3月16日 1時) (レス) id: e35424cf3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴れの空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ika/  
作成日時:2015年3月13日 20時

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