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A「平野先生、そんなに濡れて…風邪をひいちゃいますよ…。」

何とか平静を保ち、先生に傘を傾ける。





平「紫耀。」

A「えっ?」

平「平野、やなくて紫耀って呼んでや。」




強い瞳が私を見据える。

その瞳に私は抗えない。




A「し、紫耀先生…。」




その瞬間、紫耀先生は私の傘を引っ張り、傘ごと

私を先生の隣に引き寄せた。




突然の事に、私は声も出ない。

紫耀先生は私に顔を寄せながら、空を指さした。




平「あの空、綺麗じゃないですか?」



先生が指さした先には、公園の木々の葉の間から

見える空が、切り取られた風景のように見えた。



そこから太陽の光が降り注いで、葉についた露を

キラキラ照らしていた。





私は、さっきまで紫耀先生の顔が近くにあることにドキドキしていた事を忘れて言った。




A「本当ですね…!」





そんな私を、紫耀先生は微笑んで見つめた。



平「俺ね、空が好きなんですよ。」

A「…。」

平「昔から何かあると、空を見上げてました。」

「すげー癒されて、また頑張ろうって思えるんです。」





一緒に空と海を見た、彼の姿がオーバーラップする。






平「今、俺、空を見ながら決意してました。」





紫耀先生が私の方に向き直り、お互い見つめ合う。






平「自分の気持ちを、正直に解放しようと
思います。」

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作品ジャンル:タレント
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きっちょむ(プロフ) - 碧さん» 碧さん、ありがとうございます!始めから岸君サブで、ちょこっとだけのつもりだったのが、予想外にいい子過ぎて一瞬岸君とハッピーエンドにしようかと思ったくらいです(笑)また応援よろしくお願いします!コメント嬉しいです♪ (2019年12月15日 23時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
- 良かったです!紫耀君カッコいいし、海ちゃん達は可愛いし…私、よく岸くんメインの小説読むんですけど、サブ?もいいなぁって思いました!おまけもホッコリして…ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - まってます。楽しみにしてます (2019年11月6日 22時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - atu66mi67yu129さん、ありがとうございます!私も書いていて楽しかったので、そう言っていただけると嬉しいです★おまけ更新した時にちょっと続編書きたいなぁと思ったので、どっかのタイミングで書きたいと思います! (2019年11月6日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しい話だったので更新が待ち遠しかったです。ぜひとも続編お願いします。 (2019年11月6日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きっちょむ | 作成日時:2019年10月26日 16時

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