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昼下がりのオフィス。
「さっきの原稿どうなってる?」
「ただいま戻りましたー」
「この原稿、校正回して!」
静かな時は静まり返っているが、今は怒号が飛び交っている。
私も自分のデスクで、必死にパソコンと向き合っていた。
「高橋さん、これ両面で50部コピーして、会議室に並べてくれる?15時からの会議で使うのよ。」
私に話しかけたのは、直属の上司である侑子さんだ。
A「はい、分かりました。すぐやります。」
元原稿を手に立ち上がると、侑子さんが言った。
侑「ごめんね、忙しい時に頼んじゃって。
高橋さん、仕事が早いし正確だから、ついお願いしちゃうのよね。」
A「いえいえ。50部ならすぐですし、仕事ですから。では行ってきます!」
私は笑顔で答えた。
侑「本当にごめんなさいね。その仕事の分、今抱えてる仕事が大変になりそうなら、こっちに回してね。」
侑子さんは本当に優しい。
仕事ができる上に美人だ。
私の尊敬する、目標とする人。
資料をコピーし、会議室に指示通りに並べる。
ついでにいつでもお茶が出せるよう、給湯室へ用意しておく。
その後自分のデスクへ戻り、やりかけの仕事に取りかかる。
私は高橋A。25歳。
webデザインを主とする、この会社に勤めて2年半が過ぎた。
いわゆる大企業ではなく、一般的に見れば小さな会社かもしれないが、私を雇ってくれて、本当に感謝してもしきれない。
仕事はとても楽しい。
やりがいがあるし、業務を任されても頑張ろうと思う。
人生をささげる、まではいかないけど
私の生活の中のウエイトをかなりの部分しめる。
でも私には、仕事以外にも全人生をささげているモノ
いや、人がいる。
それはー。
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きっちょむ(プロフ) - 碧さん» 碧さん、ありがとうございます!始めから岸君サブで、ちょこっとだけのつもりだったのが、予想外にいい子過ぎて一瞬岸君とハッピーエンドにしようかと思ったくらいです(笑)また応援よろしくお願いします!コメント嬉しいです♪ (2019年12月15日 23時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 良かったです!紫耀君カッコいいし、海ちゃん達は可愛いし…私、よく岸くんメインの小説読むんですけど、サブ?もいいなぁって思いました!おまけもホッコリして…ありがとうございました! (2019年12月15日 23時) (レス) id: 4ed223f98b (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - まってます。楽しみにしてます (2019年11月6日 22時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - atu66mi67yu129さん、ありがとうございます!私も書いていて楽しかったので、そう言っていただけると嬉しいです★おまけ更新した時にちょっと続編書きたいなぁと思ったので、どっかのタイミングで書きたいと思います! (2019年11月6日 22時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
atu66mi67yu129(プロフ) - 楽しい話だったので更新が待ち遠しかったです。ぜひとも続編お願いします。 (2019年11月6日 21時) (レス) id: c65eb063a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きっちょむ | 作成日時:2019年10月26日 16時