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8話 四ツ葉とリリイさんと私part2 ページ16

「あ、いらっしゃいAちゃん。交通事故が起こったらしいが…大丈夫だったかい?」
「大丈夫ですよ。こんにちは店長さん」

キッチンから出て来た…絵に書いた様な喫茶店の店長…つまりはダンディーな40代後半のおじ様である。四ツ葉がバイトを始めて早数年。私が通い始めたのも同じぐらいかな。店長さんは人当たりも良いし、何より優しいので私もよく会話をしている。

「ふふ、彼女が一肌脱いでくれたお陰で助かりました。四ツ葉。私にブレンドコーヒーを1つ。あと、Aさんにお礼がしたいので彼女が好きなロイヤルミルクティーを。嫌でしたらAさんの飲み物は“アナタが淹れた物”をお願いしますね」
「…かしこまりました」

四ツ葉はリリイさんの注文を聞いた後キッチンへと足を進める。
店長さんは四ツ葉がキッチンに入る前に「知り合いかい?」と尋ねた。
四ツ葉が口籠っていると、「あぁ、申し遅れました」とリリイさんは店長さんに向けて笑う。

「初めまして店長さん。私は四ツ葉の“兄”のスノウリリイと申します。何時も“弟”がお世話になっています。…宜しければ一肌脱ぎましょう」
「脱ぐな変態!」

…嫌な予感はしたんだ…。
挨拶の最後にさりげなく肩を露出するリリイさん。…リリイさんって露出癖が無かったら完璧なのに…。店長さんも…今は少ないけど、お客さんも全員ドン引き…。四ツ葉は振り返り鋭いツッコミを入れるが、リリイさんは「手厳しいですねー」なんて笑いながら脱いだ服を整える。

キッチンに行こうとする四ツ葉だが店長さんに…
「四ツ葉くんのお兄さん…露出狂なのかい…!?」と、聞かれているのが聞こえたし…

「あの店員さんの兄ちゃん…ヤバくね…」
「お兄さん露出狂で弟さん普通の人だよね? 大丈夫よね?」
「横にいる女の子大丈夫かな?」

お客さんからのヒソヒソ声も聞こえる。
流石に四ツ葉が可哀相…。
リリイさんは何事も無かった様に「Aさーん、此処が空いてるので座りましょうか」とエスコートしてくれた。
…本当にアナタは露出癖だけが残念すぎる…。
テロリンッ と私のスマホが鳴ったので見てみる。送り主は四ツ葉からだ。

『A、変態が脱がない様に見張っといて。俺の変な噂が立つから。頼んだぞ』

…うん、そんな噂が立ったら此処でバイトしづらいね。私は白猫の勇ましい顔で 了解! と敬礼したスタンプを送る。

…でもまぁ…リリイさんの露出癖を止められる自信はぶっちゃけ無い。

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作者名:キタペン | 作成日時:2018年9月14日 18時

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