占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:37 hit、合計:14,087 hit

4話 駅前の吸血鬼の噂part2 ページ11

「Aです…今日、駅前辺りで吸血鬼が出るって噂を聞いて…確証は無いのですが、伝えた方が良いかと思って…」

トイレの個室に入り、スマホを使って“ある方”に電話をする。誰にも聞こえないように小声で。でも、幸いトイレには誰もいなかった。

お腹が痛いと言うのは嘘。
まず、私はお腹を壊すことなんか滅多に無い。
食べ過ぎても、風邪が流行る時期でも、賞味期限がかなり過ぎた牛乳を飲んでも…お腹は壊さなかった。現に今日、朝は白ご飯と味噌汁をどちらも1回おかわりをして、昼は男子と相応の量のお弁当を食べてもお腹は大丈夫である。
四ツ葉からは「Aの胃袋は鋼で出来ている」との称賛(?)も頂いている。
まあ、だって…これくらい強くないと私はとっくに死んでいる。

つまり、綿貫くんが言っていた噂を“あの方”に伝えに来ただけなのだ。
吸血鬼が出るって噂は何度か聞いた。でも、駅前辺りに出るとは初めて聞いた。
綿貫くんは嘘だと言ったが、念には念を…である。


“あの方”に情報を伝え終わり、トイレから出る前に手を洗う。その洗っている間に色々な事をボッー と考えてしまう。
綿貫くんの嘘だと言った噂話には2つの疑問があった。

まず、1つ。
駅前の吸血鬼…と言っていたが、ソレは四ツ葉では無いのだろうか…と最初は思っていた。しかし、ソレは無さそうだ。
綿貫くんの話は最初…
「駅前辺りに吸血鬼が出る」
と、言った後に…
「血を吸って襲われた人がいる」
との話だった。
…確かに吸血鬼は駅前にいる。と言うかバイトをしている。でも、四ツ葉は人を襲ったりしない。だって四ツ葉は私の血以外は飲まないからだ。
しかも、四ツ葉が血を飲む時は少し“特殊”でもあるし、この1つ目の疑問は大丈夫だろう。

そして2つ目。
被害者は数十人にも及ぶらしいが…四ツ葉は私にそんな事を話した記憶がない。四ツ葉は駅前の喫茶店でバイトをしているので、その様な事件が起きたら流石に知っていると思う。
そもそも…そんな事件が起こってるんだったら、あんな過保護の四ツ葉が私に「駅前の喫茶店に来い」なんて死んでも言わないだろう。
…あぁ、四ツ葉は不老不死か。

…と言うことも考えて、やはり嘘である可能性が高いかな…。 あー…あの人にデマ情報伝えたかも…。

「嘘だったらごめんなさい…」

手を拭き ボソッ… と謝罪の言葉を呟いた後…私はトイレから出た。


まぁ、四ツ葉には5時に会うことになっている。
その時に聞いたら良いか。

5話 疲れている友人→←4話 駅前の吸血鬼の噂



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定キーワード:SERVAMP , サーヴァンプ , ヤンデレ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キタペン | 作成日時:2018年9月14日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。