検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:90,394 hit

メンバーに相談。F4 ページ20

・・・・・・・・・。

そしてまた1分ぐらいの沈黙。

えっと…これは…俺のターンなのか?俺が喋った方がいいのか?と心の中では一生喋ってるが口は動いてくれない。

するともう一回深呼吸してさらに座り直した藤ヶ谷。

そしておもむろに口を開いた。


「…中居さんとさ、福島行ってたじゃん俺。」

「…えっ??」

全く予想してなかった話題をぶっ込んできて変な声を出してしまった。


「また絶対来ますって自分の意志で言ったからには絶対行く、っていう中居さんに連れてかれてコロナになる前までは毎年中居さんと福島行ってたじゃん。」

「…うん。それは知ってるよ。」

「その時、中居さんにお前北山とどうなんだよって見透かされたように聞かれてさ……

俺返答に困ったんだけど正直に喧嘩してそのままですって言ったの。

そしたらまぁ別にいいと思うよって言われて。

メンバーもそんな2人の感じを理解してくれてて、パフォーマンスに悪い影響がないならねって。

俺それ言われてもよく分かんなくて。

FIREとかドームで初めてやったときの悲鳴に近い歓声はかなりのもんだった気がしてたし、俺らが喋っただけでネットが少し騒がしくなったり…

でもとりあえずファンの子が喜んでくれるから、悪い影響ではないだろう、って自分の中で考えて北山との関係から逃げてた。」


初めて聞いた話だった。

中居さん、俺には全然藤ヶ谷との関係性に触れてこなかったから。


「で、俺は5周年の時ぐらいに俺と北山が喧嘩してて、で、ファンの子がたまーにしか喋らない、それこそが藤北っていう認知ならそんな都合のいいことはないじゃんって考えちゃって。

これ以降、北山のことを理解しようとする努力をぶっちゃけ完全にやめた。

でも10周年目前にしてTwitterで藤ヶ谷って入れると態度、とか脱退、とか出てくるようになって。

俺、ほんとに遅すぎるんだけどそのタイミングで北山に俺が仕事手抜いてるって言われたこと図星だなってやっと気付いて。

思い返せば仕事選んでるような立場じゃないのにデビューしてるからって言う安心感で自分の好きなことは楽しそうにやって、あんまり乗り気じゃない仕事は手抜いてたなって思って…

だから謝らなきゃいけないのはこっちなのよ。
本当、申し訳ない。そしてグループの2トップって言われてるのに全くその役割を果たせてなくてほんとに…謝って済む話じゃないことはわかってるんだけど…ほんと…ごめん…」

メンバーに相談。F5→←メンバーに相談。F3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
311人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ジャニ姫 - おさ馴染みでも、それが久しぶりの再会で恋して互いに好きだったって分かって、「俺と結婚して下さい」ってプロポーズ。更には同棲生活まで、そんな恋愛するの、幸せですし、良いですよね。続き待ってます。 (2021年7月5日 1時) (レス) id: 61c754dd4c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:てしゃ | 作成日時:2021年6月30日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。