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侑「おい！なんやお前！折角手伝いさせたろう思たのに話合わせず帰りやがって！」
治「ほんまや。俺たちが推薦するなんて滅多にないで」
『それが、北先輩には迷惑かも知れないでしょ？』
朝からずーっとこの話
頑固か この双子
まあでも、その通りなのかも知れない
チャンスだったのかも知れない
北先輩のことを少しでも知ることが出来るチャンス
いやいやいや、そんな気持ちで
マネージャーにはならない
なんなら北先輩に軽蔑されるわ
この双子の策略には乗らぬ
ふんっと２人に背を向けて窓の外を眺める
次は５限
あ、やっぱり
北先輩のクラスの体育
私はストーカーばりの記憶力で
北先輩の体育の時間だけを把握している
火曜日の１限と水曜日の５限
それと金曜日の４限
いや私は本当にストーカーか
ぽやーと眺めていると予鈴が鳴り
サムが私の頭を軽く叩いて教室から出ていった
べーっと舌を出してまた外に視線を移す
ちなみに金髪の方は隣の席
すると、視線に気付いたのか
北先輩がこちらに目線を向けた
これっていわゆる勘違いしたもん勝ちってやつか
ああ今私は北先輩と見詰めあ
侑「北さーん！」
んっもう
この金髪…！
折角の２人きりの世界をぶち壊し窓をわざわざ開けて
大きく手を振る金髪のデカブツ
北「侑、早く授業の準備しぃや」
侑「見てください！ちゃんとやってます〜！あっ」
調子に乗ってたツムは準備してますって
アピールしてた教科書を落とした
うわだっさ馬鹿だなぁと笑っていたら
侑「すまん、落としてしもた」
『えぇ！？』
私の準備していたものを落としたようで
名前の書いてある方を見せながら外に落ちたやつと
交互に指を差した
ほんともうなんなの
予鈴と同時に先生も入ってきていたので
私は急いで先生に事情を話し、教科書を取りに行く
なんで私がこんな遊ばれてるの？
いやさっきのはわざとでは無いと思うけど
あの双子には引っ掻き回される
『あれ？』
靴に履き替えようと下駄箱を開けると中に教科書
え、んん？
落ちたのは外、だったよね？
親切な誰かが中に入れてくれたのだろうか
もしかして、北先輩？
違うか、番号とか組とか知らないはずだし
先生かな？と疑問に思いつつも本鈴が鳴ってしまう
遅刻なんてしたのは人生で初めてで
早歩きで教室へ向かった
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ちなみに私は遅刻扱いされず
代わりにツムが遅刻になった
ざまーみろ
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比奈(プロフ) - Ninonさん» Ninon様：コメントありがとうございます！可愛いと言って貰えて多分喜んでると思います！この2人を見てる限り少し長い話になってしまうかもしれませんが最後までよろしくお願い致します！🦊🖤 (2023年1月29日 10時) (
レス) @page12 id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
Ninon - 北さんと夢主ちゃんがかわいすぎて！応援してます(^^) (2023年1月29日 9時) (レス) @page10 id: 8449700e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむたろう | 作成日時：2023年1月27日 5時
