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挨拶を終わらせて
私も双子のところへ行き座った
“可愛い子やね〜”
“せやろ？”
侑「おい！待ちくたびれたわ！答え移させ…って、どうしたお前」
治「ほんまや。なんや暑いんか？」
『んや、ちがうくて、き、気にせんといて〜』
なぜ今、使い慣れてない関西弁が出たのかも
夏なのに顔が真っ赤なのかも
私には理由が分かる
でも、この双子と北先輩にだけは
バレちゃいけない
私は今までの人生で１番ムカついたことを
思い出して冷静になろうとした
少ししたら北先輩も来て
私に冷たいお茶を出してくれた
“ありがとうございます”と小声で伝えると
同じくらいな声量で“ええよ”と返してくれた
そして北先輩はツムの隣へ
北「休憩終わりやで。侑」
侑「はい…」
『頑張るぞー！って言っても私、もうすぐ終わるんだよね。わかんないとこ有るなら聞いて？』
ちゃんと北先輩と話せた事に安心して
４人でそれぞれの課題を進めた
進めていると私にも分からない問題が
最後の最後なのになんだ…コレ
教科書は生憎、持ってきておらず
思い出すしか手段はない
目を瞑ってんーーと考えていると
北先輩がそれに気付いてくれて
私のところへ寄ってきた
北「どこが分からんの？」
『これなんですけど…』
北「ああ、コレか。俺も２年生のとき苦労したわ。コレはな？」
肩が少し当たりそうな距離
熱心に教えてくれる北先輩の声が
いつもより近くてあまり頭に入ってこない
でも、２回聞くのも手間を取らせてしまうから
私は必死に心臓が早くなるのを抑えた
北「これで答えが出る。出来そうか？」
『次の問題やってみます』
北先輩はツムの方へとまた戻っていく
頭パンクしそうなのか屍みたいな顔のツムに
少しほっとした
言われた通りに解いていくと
簡単に答えが出て北先輩って
教えるのも上手いんだなと関心
本当に何でも器用にやってしまう北先輩が
とても遠くの存在に感じた
治「良かったな」
『…ん？何が？』
治「…何もない」
サムの言葉にハテナが浮かぶも
私の課題は全て終わった
ここ来て良かった〜なんて言っていると
北先輩のおばあちゃんさんが
こちらに顔を出した
お婆「信ちゃん、明後日の夏祭りはこの人達と行くんか？」
北先輩のおばあちゃんさんが言うのは
この辺の少し大きな神社で行われる祭りのこと
去年は行かなかったな
こっちにきて初めての夏で誘われなかったし
夏祭りの存在も知らなかった
北「ばあちゃん、行く約束し
侑･治「一緒に行きましょ！！」
双子ハモった
タイミングもバッチリ凄いな
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比奈(プロフ) - Ninonさん» Ninon様：コメントありがとうございます！可愛いと言って貰えて多分喜んでると思います！この2人を見てる限り少し長い話になってしまうかもしれませんが最後までよろしくお願い致します！🦊🖤 (2023年1月29日 10時) (
レス) @page12 id: aff0088c77 (このIDを非表示/違反報告)
Ninon - 北さんと夢主ちゃんがかわいすぎて！応援してます(^^) (2023年1月29日 9時) (レス) @page10 id: 8449700e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むむたろう | 作成日時：2023年1月27日 5時
