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No.26 ページ26
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あ「………」
北「そんな気まずそうな顔すんなよ〜笑
少し前から、わかってることだろ？」
あ「はい……」
北「あいつも律儀だよな〜」
あ「………」
気を遣って、笑いながら話してるのに
どうにもこうにも、曇った表情が変わらなかった。
北「……なぁ」
あ「……？」
北「俺は、Aの初めてか？」
あ「え……？」
北「……俺が、初めての相手？」
すべてを言わなくても、Aはすぐに察した。
あ「……はい」
北「そっか」
それでいいんだよ。
藤ヶ谷に相手にされてようが、メンバー全員から相手にされてようが。
Aの初めては俺だった。
この事実が、唯一の支えだから。
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作者名：A.N.JELL
| 作成日時：2020年7月5日 8時
