育成記録

お誕生日でした。Ki ページ27

去年はな〜、ちょうどライブが重なってて、たくさんのファンの子とメンバーがお祝いしてくれたっけ。

節目だからって、藤ヶ谷からもプレゼント貰って嬉しかった。

まあ、だからこそ感じるこの寂しさな。

ファンの子はいなくても、メンバーいるじゃん？

珍しく横尾さんまだだけど。

なのに誰も何も言ってこないってのがさ…。

てか、実はひろみちゅもいねぇんだよな。

昨日いきなりよこーさんとこ とまる！て言い出して、撮影終わったら一緒に行っちゃってさ。

一人かよって思ってたら先輩に呼び出されて、日付変わった途端お祝いはされたけど。

何かなぁ…真っ先に言いたがると思ってたから肩透かしくらった気分だ。

横「おはよー」

み「おはよーございまーす！」

ぐでーっとテーブルに 突っ伏してると、やっと二人が来た。

み「ひろー！」

テーブルに下ろしてもらうと、走って俺のとこまで来て顔にぎゅうって抱きついた。

あー、何これー、めっちゃ癒されるー。

頬っぺたすりすり気持ちいい。

北「おはよー、みちゅ」

み「ひろ！ひろ！オレぷぇぜんともってきた！」

北「ぷぇぜんと？」

ぴょんぴょん跳ねながら離れて、横尾さんを呼ぶ。

横「大切に食べるように」

呼ばれた横尾さんは、俺の前に小さい箱を置いてそう言った。

食べる？これ食い物なの？

箱を開けると、中には…クッキー？

CDのケースサイズのクッキーにすんげぇ歪な字で、ひろおめでとうって書かれてた。

きょとんとしてると、差し出された横尾さんのスマホ。

動画が流れてて、チョコペン抱えたひろみちゅが必死にメッセージを書いていた。

うわ…、何これ…ちょ、ヤバイんですけど…。

み「ひろ！？」

途端に潤んだ視界に目を覆うと、ひろみちゅが心配して覗きこんでくる。

北「ごめ…、大丈夫」

眉を八の字にしてるひろみちゅを抱きしめた。

み「ひろ…？」

これの為に横尾さんとこに泊まってたって？

寂しがってた俺バカじゃん。

こんなサプライズされたらさ、涙腺弛みまくるって。

北「ありがとな、すっげぇ嬉しい。頑張って書いてくれたんだな」

み「ふへへ// ひろ、たんじょうびおめでとう」

北「最高のプレゼントだよ、ありがとう ひろみちゅ」

み「ひろ だいすき♡」

北「俺も大好きだぞ♪」

今年の誕生日も、幸せいっぱいになりました。




あ、メンバーからもおめでとう貰いましたよ。
皆ひろみちゅ待ちしてくれてたみたい。(笑)
　

寂しくなりました。Ｆ→←雨降りました。Ki

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す