#ホビット族 ページ9
.
『 ロボロンゴ〜〜。 』
rb「 んー?何ー?? 」
ここは管制室。
モニターがたくさんあり
城内を一目で見られる唯一の場所。
そして
ここ管制室の番人とも言えるのが
この男、ロボロである。
『 ゾムどこにおるかわかる? 』
rb「 ゾム?またダクトん中ちゃう?なんかあったん? 」
『 いや、かくれんぼしてんねんけど全然見つけられへんねん。てか、ダクトは狡いやろ。私入られへんもん。 』
身体能力は割と高いほうだとは思うが
ダクトまで高さが足りない。
要は
届かないねん。
背の低いロボロと私の2人の総称は
“ ホビット族 ” だ。
誰かが決めたわけでもなく
勝手にこうなってた。
…誰やチビって言ったやつ。
rb「 かくれんぼて…お前らいくつや。 」
『 心は永遠に若いままやねん。 』
rb「 見た目も子どもみたいなもんやろ。 」
『 誰が子どもやねん!ロボロやって変わらんやろ!だからいつまで経っても童○ホビットやねん! 』
rb「 やかましいねん! 」
と、わーわー言い合いをしていると
急に画面を指したロボロ。
rb「 はあ…、ん、あ、これゾムちゃう? 」
『 え、どれ? 』
rb「 これ。 」
『 ほんまや。ここどこ? 』
画面に映るのは
緑色のパーカーの後ろ姿。
rb「 ここは訓練場やな、って、おい! 」
話の途中だったが
逃げられては終われないので
走って闘技場へ向かう。
『 ロボロありがとう! 』
rb「 A!あー、行っちゃった…。 」
昔から話を最後まで聞けない奴
そう言われてる。
ロボロがなにか言いかけてたけど
よく聞かずに走っていた。
.
188人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:*** | 作成日時:2019年8月5日 0時