#狸 ページ41
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os「 なるほどね…。 」
『 まあ、あくまで私の考察やし、あの子本人が言ってた事ちゃうから、確かではないけど、私はそうちゃうかなって思っとる。 』
os「 うーん。でも、今更何の用なんやろうね。 」
『 そこやねん。前はグルさんの命を狙っとったやん。今回、もしかしたらグルさんだけちゃうかもわからん。前回の腹いせで全員狙ってるっていうのも有得る。 』
もし、
狙いが私一人なら
α国へ潜伏して
情報を掴まなきゃ、
そう考えている。
ただ、
これは誰にも言っていない。
ショッピ君は薄々感づいてたけど。
os「 まあ、それも含めてあの子には色々聞きたいことがあるから、あとは全部帰ってからにしよか。 」
『 せやな…ってか、こいついつまで寝とんねん。 』
気づけば私の肩に
頭が乗っていた大先生。
さっきまで反対側向いとったやろ!
ut「 …んふぅ、 」
『 勘弁してほんまに。 』
os「 幸せそうめう〜。 」
『 マンちゃんにあげるよ。 』
os「 いらん。 』
『 はっきり言うなw 』
そんなこんなで馬車が止まり
我々国へ帰ってきたらしい。
「 オスマン様、A様、鬱先生様、我々国へ到着致しました。 」
os「 ご苦労様めう。 」
『 ちょ、マンちゃん! 』
os「 グルッペンに呼ばれたから先に行くめう。急ぎらしい。 」
『 嘘やん! 』
os「 Aちゃんならなんとかできるよ。よろしくめう。 」
そう言ってそそくさと
城へ入っていったオスマン。
残ったのは私と未だに寝てる大先生。
『 はえ〜。置いてかれた〜。 』
いや、いつかにトン氏運んだやん。
いけるんちゃう?
大先生、トン氏より小さいし。
sha「 Aおかえり…って、え?何してんの? 」
『 いや、見たまんまやん。帰りの馬車で寝て起きない大先生運んどんねん。 』
sha「 起こせばええやん。 」
『 起きへんねん。 』
kn「 いーや、こいつ起きてんで。 」
『 シッマ。 』
kn「 狸寝入りやろ、なあ?鬱同志。 」
『 え、落としていい? 』
ut「 いや!落とさんといて! 」
そう言って
首に腕を回してきた大先生。
sha「 起きとるやんw 」
『 何寝たふりしてんねん。 』
ut「 Aちゃんなら運んでくれる思って。 」
『 は?○すよ? 』
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作者名:*** | 作成日時:2019年8月5日 0時