冨岡先生を押し倒してしまった件について。

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先生の後を追って着いたのは屋上階段.





「 今日からココで食べろ 」





呼び出されたのが丁度お昼休みだった.



今日から屋上階段で食べろと？





なんで？



私にぼっち飯させる気？



タチ悪くない？










そう思っていたら、先生は階段に腰を下ろし
持っていた袋の中からぶどうパンを出した.










ん？



全く状況が読めないお☆










「 何を突っ立っている 」



『 ええと… 』





とりあえず、先生より1段下に座った.










『 あの……、もしかして先生っていつもここでご飯食べてるんですか…？ 』



噂で聞いた事あったのを思い出した.





「 だとしたら何だ？ 」






あっ…(察し)










『 先生、ひとりで寂しいなら素直に言ったらいいじゃないですか〜 』





おひゃらけて言ったら、ムスッとした顔になる先生.





「 別に、寂しい訳ではない 」





いや、分かりやすっ.










静かに1段上がり、先生の隣に座る.





『 じゃあ先生、しばらくの間 一緒に食べてあげますよ 』



「 なんで上から目線で言っている 」



『 いいじゃないですか. 』





よくない、と言わんばかりの顔だ.





『 先生、ゼリーあげますよ 』





ひと口サイズのゼリーあげたら、ほんの少しだけ嬉しそうだった.












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