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感情-3 ページ9
余りに人間らしいせいか、
それともどっちにしろ、ひろだからか…
わからないが…
だからこそ同じような事をするくせに
人間の感情を理解しきれていないひろに
腹が立ったのかもしれない。
どうしてわからないのよ…
こんなにも人と同じなのに…
『Aの事、よろしくな…』
いくら造り物とはいえ、
せめて少なくとも自分は
子犬よりは頼りになっている、
くらいのプライドは持ちなさいよ、と思う。
そこらでふらふらと生きている者たちよりも、
余程人間らしい機械のくせに。
子犬を玄関に降ろすと、
ひろは玄関のドアに手を掛けた。
無意識で、
そのまま出て行こうとする
アンドロイドの背中に声を掛ける。
「私には言えなくて子犬には言えるんだ?」
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作者名:葵井あい | 作成日時:2019年4月22日 17時