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- itsuki side -
いつもより少し早めに目が覚め 、自室から廊下に出ると味噌汁のいい匂い。
もうA起きてるのかな 、
そう思い階段を降りようとすると、壱馬さんが部屋から出てきた。
壱馬「おはよう」
樹「おはようございます、早いですね」
壱馬「今日早いからな〜」
壱馬さんと喋りながら階段を降りると、リビングの方からテレビの音が聞こえてくる。
そういえば、A、昨日随分酔ってたけど大丈夫なのかな。
―ガチャ
樹「え、」
思わず漏れた声。
ソファーに二人腰掛け 、Aの肩に頭を乗せている北人さん。
その後ろ姿は、誰がどう見ても恋人同士に見える、
リビングの戸が開いたのに気づいたAが、北人さんを起こさないようゆっくり振り返り、こちらに笑顔をむける。
『おはようございます、お二人共早いですね』
壱馬「北人、起きるの早ない?」
『え、う、はい』
壱馬さんの言葉で気まずそうな顔をして、何故か口ごもり答える。
北人さん今日の仕事、午後からのはずだからこんな早く起きるのはおかしい 、
昨日、酔ったAを部屋に運んだのは北人さんだ。
樹「もしかして、北人さんと一緒に寝たとかないよね?」
俺のその言葉で顔が引き攣り、目を逸らしながらいや、と小さな声で言う。
これ、図星だな。
何て言うか、本当に、隙を見せすぎだよAは、
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せえ - ほんっとにすごくきゅんきゅんしました!笑ありがとうございます! (2019年4月29日 1時) (レス) id: 9ec98cd98a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぶちゃん | 作成日時:2019年4月14日 17時